山崎賢人「キングダム」は「人生そのもの」 最新作「運命の炎」完成にファン4000人大歓声!
2023年7月4日 20:07

原泰久氏の人気漫画を映画化した大ヒットシリーズの第3弾「キングダム 運命の炎」のワールドプレミアが7月4日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで行われ、主演の山崎賢人、共演する吉沢亮、大沢たかおら豪華キャストが一堂に集結。会場に駆けつけたファン約4000人の大歓声とともに、映画の完成を祝った。
中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信の戦いを壮大なスケールで描く「キングダム」。第3弾では、復讐に燃える趙と侵略を迎撃する秦が因縁の地で激突する「馬陽(ばよう)の戦い」がダイナミックに描かれる。

前作「キングダム2 遥かなる大地へ」で武功を上げ、百人将へ昇格した“飛信隊”隊長・信役の山崎は「飛信隊隊長になりました、信です!」と会心の挨拶。自身にとって、「キングダム」シリーズは「自分の人生そのもの」だと語り、「この4、5年は信として生きてきた人生なので、自然と『信だったら、こうするだろうな』と考えながら、自分とも重ね合わせている。教わることもたくさんあります」と深い思い入れを示した。

若き秦国王、えい政(えいせい)役の吉沢も、「間違いなく、最高傑作だと思います」と確かな手応え。本作では、壮絶な過去が明かされ「紫夏との出会いは、シリーズ第1作から色濃く意識していたストーリーなので、ようやくイメージが形になった」と喜びを語り、「えい政の内にある炎が、燃えあがる瞬間でもあり、まなざしや思いの強さに説得力が増している」と力説した。

また、戦場へ舞い戻ってきた天下の大将軍・王騎を演じた大沢は「試写会は今日だけだと聞き、興奮しながらドキドキして、昨日は眠れず、この瞬間を待ちました」と感無量。「これがいよいよ『キングダム』の始まりだなと。まるで最初の2作品が準備だったと思える迫力と人間ドラマ、手に汗握るアクションは、別次元で、人間愛もより深まり、これぞ『キングダム』の真骨頂だと思う」とアピールにも熱がこもった。
ワールドプレミアには共演する橋本環奈、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、高嶋政宏、要潤、山田裕貴、片岡愛之助、佐藤浩市、佐藤信介監督が出席した。

山田は、先の戦いで生き埋めにされながらも、自らの力で生き抜き、秦国の民を全て根絶やしにしようとする副将・万極(まんごく)役でシリーズ初参戦。約4000人の大歓声を目の当たりにし、「4000人の軍勢を相手にすると、これくらい圧倒されるんだと。皆さんは敵ではなく、味方で良かった」とファンの熱量に驚きと感謝。「ご覧いただき、“ゾワっ”とさせられる万極になっていればいいなと思う」と話していた。
「キングダム 運命の炎」は、7月28日から公開。宇多田ヒカルが本作のために主題歌「Gold ~また逢う日まで~」を書き下ろした。
信は憧れの大将軍・王騎から、自身が率いる隊に「飛信隊」の名を授かり戦地へと向かうが、そこで信と王騎を待ち受けていたのは、幾重にも張り巡らされた趙の最強将軍たちによる策略だった。また、秦の若き国王・えい政の知られざる過去も活写。かつて敵国で絶望の淵にいたえい政に救いの手を差し伸べ、王となる覚悟を与えた恩人・紫夏(杏)とのエピソードも描かれる。
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