「TAR ター」ニーナ・ホス、「ヘッダ・ガーブレル」映画化に出演
2023年6月20日 23:00
ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンの戯曲「ヘッダ・ガーブレル」を、ニア・ダコスタ監督、テッサ・トンプソン主演で映画化する新作「ヘッダ(原題)」に、ニーナ・ホスが出演することがわかった。ホスは、アカデミー賞6部門ノミネート「TAR ター」や、「あの日のように抱きしめて」「誰よりも狙われた男」で知られる。
1891年に発表された戯曲「ヘッダ・ガーブレル」は、故ガーブレル将軍の娘で美しく気高いヘッダが、将来有望な学者のイェルゲンと結婚するものの退屈な毎日に嫌気がさし、充実した人生を歩む元恋人で夫のライバルでもあるエイレルトの運命を操ろうとある行動を起こしたことから、思わぬ悲劇を引き起こすというストーリー。これまで何度も舞台化、映画化されており、演劇界の巨匠トレバー・ナン監督による1975年の映画「Hedda(原題)」では、ヒロインを演じたグレンダ・ジャクソンがアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。
米Deadlineによれば、新作「ヘッダ(原題)」は、トンプソン、ホスのほかに、カラム・ターナー(「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」)、イブ・ヒューソン(「フローラ・アンド・サン(原題)」)、ニコラス・ピノック(「フォー・ライフ」)の出演が決定している。ホラー映画「キャンディマン」やマーベル・スタジオ「キャプテン・マーベル」の続編「マーベルズ」の監督に抜てきされ、大きな注目を集めるダコスタが自ら脚本を執筆。米MGM傘下のオライオン・ピクチャーズとブラッド・ピット率いるプランB、ダコスタ、トンプソンがプロデュースする。