伊藤沙莉、“何でもやってくれる”竹野内豊にメロメロ「とにかく愛らしい」
2023年5月31日 20:28

映画「探偵マリコの生涯で一番悲惨な日」完成披露試写会が5月31日、東京・テアトル新宿で開催され、主演を務める伊藤沙莉をはじめ、竹野内豊、内田英治監督、片山慎三監督が登壇した。
本作は「ミッドナイトスワン」の内田監督と「さがす」の片山監督が共同でメガホンをとった異色“探偵エンタメ”。歌舞伎町を舞台に、小さなバー「カールモール」のバーのママで探偵業を営むマリコ(伊藤)が、突然やってきたFBIから「歌舞伎町に紛れ込んだ宇宙人を探してほしい」という依頼を受けたことによって巻き起こる、奇想天外な出来事に立ち向かう姿が描かれる。

伊藤は、数年前から映画「獣道」やNetflixドラマ「全裸監督」などでタッグを組んだ内田監督と「面白いことをやりたいね」と企画を話し合っていたそうで、「以前からスナックのママをやってみたいと思っていたので、今回それが実現して嬉しい」と笑顔を見せる。

伊藤演じるマリコの恋人で、自称忍者のMASAYAに扮するのは竹野内だ。オファーを受けたときは“現代劇で自称忍者”という役に「びっくりした」という竹野内だが、「日本映画界でも当代きっての個性派である内田監督と片山監督がタッグを組んで作る作品ということなので、ワクワクしていた」と前のめりでの撮影参加だったという。


劇中でMASAYAは、個性的なファッションで忍者になり切った芝居を見せる。現代劇で竹野内に忍者役をオファーしたのは「僕でした」と片山監督が明かすと、竹野内は「衣装合わせのときから片山監督はゲラゲラ笑っていましたよね」と述懐する。
内田監督も「竹野内さんが面白いことに付き合ってなんでもやってくださるので、僕らも調子に乗って、いろいろなことをやらせてしまってすみませんでした」と謝罪すると、伊藤も「MASAYAはやることなすこと可愛らしくて、『竹野内さんがこんなことやっちゃうんだ!』がいっぱい詰まっている作品です。とにかくマリコとしても愛おしかったです」と竹野内の演技に最敬礼だった。

イベント後半には、主題歌「ハイボールブギ」の作詞作曲を担当したDa-iCEの工藤大輝がサプライズで登場。工藤は「個人的に映画主題歌の描き下ろしは初めてだったので、どうしたらいいのかという気持ちだったのですが、作品を観てポジティブなカオスを感じたので、それを曲に込めました」とコンセプトを明かしていた。

伊藤は「いろいろなフィクションをかき集めると、こんなノンフィクションな雰囲気の作品が生まれるんだ」と完成した本編を観て新鮮な驚きがあったことを明かすと、「私はエゴサーチ魔なので、どんな感想が皆さんから生まれるのか楽しみです」と客席にアピールしていた。映画は、6月30日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ファンファーレ!ふたつの音
【本作、良い映画ではないです。最高に良い映画です】“ほっこり系”と油断してた…感情が持ってかれた
提供:松竹

これ観てない人、マジもったいない!!
【夏に観逃したという人へ…】まだ間に合う!むしろ今こそ映画館へ【知れば絶対に観たくなる7の事実】
提供:東宝東和

4歳の息子が誘拐された。
【しかし、誘拐犯が死体で見つかった】警察は息子に疑いを向ける…衝撃の極限ヒューマンサスペンス
提供:東映

なんだこれ!?!? 絶対に観る。
【個人的・下半期で最も観たい映画No.1】“ダメ男”が、強烈変態異常者に追われます…
提供:ワーナー・ブラザース映画

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント