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ゴダールが絶賛し、トリュフォーは嫉妬した ジャック・ロジエ監督特集上映開催 劇場初公開含む全6作品

2023年5月24日 15:00

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夏にぴったりのバカンス映画
夏にぴったりのバカンス映画

パリの街並み、地中海の陽光など、輝く季節を軽やかに大胆に切り取るその才能に、ヌーベルバーグの象徴であるジャン=リュック・ゴダールが絶賛し、フランソワ・トリュフォーは嫉妬したという逸話を持つジャック・ロジエ監督の特集上映「みんなのジャック・ロジエ」が、7月29日から開催される。

ロジエ監督は、ジャン・ルノワールフレンチ・カンカン」(1954)の撮影に実習生として参加。その後テレビ局で働きながら、初監督作となる短編「新学期」(55)を製作。短編第2作「ブルー・ジーンズ」(58)がゴダールに絶賛され、親交を結ぶ。1960年、ゴダールからプロデューサーを紹介され、長編第1作「アデュー・フィリピーヌ」の撮影を開始。この作品は1962年、カンヌ映画祭・国際批評家週間に選出される。続く第2作「オルエットの方へ」(71)と第3作「トルテュ島の遭難者たち」(76)では、ロジエ作品の特徴となる夏のバカンスを描く。1986年、冬の週末の出会いをコミカルに描いた4作「メーヌ・オセアン」(85)でジャン・ヴィゴ賞を受賞。2001年に第5作「フィフィ・マルタンガル」をベネチア映画祭に出品。同年パリのポンピドゥー・センターではテレビ作品を含めた大規模レトロスペクティブが開催された。

今回の特集上映では、ジャック・ロジエ監督の長編全5作品のうちデジタル・レストアされた4作品「アデュー・フィリピーヌ」(62)、「トルテュ島の遭難者たち」(76)、「メーヌ・オセアン」(85)、「フィフィ・マルタンガル」(2001)と、そしてジャン=リュック・ゴダール「軽蔑」(63)の撮影を取材した短編2作品 「パパラッツィ」「バルドー/ゴダール」を上映。「トルテュ島の遭難者たち」と「フィフィ・マルタンガル」は劇場初公開となる。現在その作品に触れる機会が限られていたロジエ作品だが、近年フランスではギョーム・ブラック監督など熱狂的に支持する若手監督も現れている。

また、公開決定に際し、ロジエ監督の「オルエットの方へ」「メーヌ・オセアン」に出演するフランスの名優ベルナール・メネズがメッセージを寄せた。7月29日から、ユーロスペースほか全国順次公開。

ベルナール・メネズ メッセージ全文
 私は、ジャック・ロジエ監督の「メーヌ・オセアン」で、ヴヴェイ映画祭の最優秀演技賞を受賞しました。 映画祭が行われているヴヴェイは、チャーリー・チャップリンが最後の二十数年間に住んでいた場所で、この賞はチャーリー・チャップリン・カンヌ・ドールと呼ばれています。「メーヌ・オセアン」は、私にとっては間違いなく、デビューから出演した中で最高の作品です。 日本の観客の皆さんに、ジャック・ロジエ監督の作品を楽しんで頂きたいと思います。

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