宮崎大祐監督新作「PLASTIC」7月公開 小川あん&藤江琢磨が主演、幻のアーティストが残した音楽が鳴り響く
2023年5月12日 18:00
「大和(カリフォルニア)」「TOURISM」を手掛けた宮崎大祐監督の最新作「PLASTIC」が、7月14日より名古屋・伏見ミリオン座にて先行公開、7月21日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開されることが決定。主演を務めるのは、主演は、若手実力派俳優の小川あんと藤江琢磨。あわせて、特報公開された。
本作は、幻のアーティスト「エクスネ・ケディ」の1974年LIVE音源アルバム「StrollingPlanet‘74」をモチーフにした映画企画。昨年boidより発売され、坂本慎太郎や町田康が絶賛、アナログ版であるにも関わらず記録的な売り上げとなった。70年代に世界を席巻する音楽を発信するも、瞬く間に解散してしまった幻のアーティスト「エクスネ」の大ファンである2人の主人公が、18年に名古屋で出会い、恋に落ちた瞬間から、4年後に東京で行われる「エクスネ・ケディ」再結成ライブ当日に至るまでを、鮮烈で艶やかに奏でられる音楽と共に描く青春の物語となっている。
主人公・イブキ役は「あいが、そいで、こい」「スウィート・ビター・キャンディ」「石がある」で主演を務め、いま注目を集めている女優の小川。もう一人の主人公・ジュン役は、宮崎監督作「ざわめき」や「北風だったり、太陽だったり」に出演し、主演作「LONESOME VACATION」などの公開待機作が控える藤江。その独特な歌声を活かしミュージシャンとしても活動している。共演には小泉今日子、鈴木慶一、とよた真帆、尾野真千子らベテラン陣が名を連ね、2人を取り巻く個性豊かな登場人物たちを生き生きと演じている。
また、本作は劇中で流れる音楽も主人公のひとりと言えるだろう。「エクスネ・ケディと騒がしい幽霊からのコンタクト」というアルバムも出したことのある井手健介が、この映画のためにPLASTIC KEDY BANDを結成し、本作の音楽を手掛けている。
特報映像では、1974年に「エクスネ・ケディ」が残した楽曲が、2018年、そして2022年まで3つの時を飛び越えて鳴り響き、時代と共に移ろいでいくイブキとジュンの恋模様が鮮やかに映し出されている。思い出の詰まった名古屋を飛び出し、2人の青春が向かう先とは……。期待の高まる映像となった。
「PLASTIC」には、中原ナナ、辻野花、佃典彦、奏衛、はましゃか、佐々木詩音、芦那すみれ、井手健介、池部幸太、北山ゆう子、羽賀和貴、大木ボリス、平野菜月も出演。
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