ティモシー・シャラメ主演のボブ・ディラン伝記映画にモニカ・バルバロ

同作の舞台は1965年7月、野外フェスの先駆けとして有名な「ニューポート・フォーク・フェスティバル」。フォークミュージック界の旗手としてトリを務めた若きディラン（シャラメ）が、フォーク＝アコースティックギターという当時の大前提を覆さんとばかりにエレキギターを携えて登場し、のちに“ロックが誕生した瞬間”と呼ばれるまでになる伝説的なステージをもってカウンターカルチャーの風雲児へと進化していく姿を描く。

バルバロは、女性シンガーソングライターの第一人者としてフォーク界に多大な足跡を残した伝説的アーティストで、映画の中心となる野外フェスでディランと共演を果たしたジョーン・バエズ役で出演交渉中とのことだ。

米サーチライト・ピクチャーズ製作・配給のもと、「フォードvsフェラーリ」「ウォーク・ザ・ライン　君につづく道」のジェームズ・マンゴールド監督とジェイ・コックス（「沈黙　サイレンス」「ギャング・オブ・ニューヨーク」）が共同で脚本を執筆。マンゴールド監督はメガホンに加えて、フレッド・バーガー（「ラ・ラ・ランド」）、ピーター・ジェイセン（「華氏451」）、アラン・ガスマー、ボブ・ブックマン、ディランの長年のマネージャーであるジェフ・ローゼンとともにプロデュースにあたる。また、ディラン本人も製作総指揮として名を連ねる。

バルバロは、短編映画やテレビドラマへのゲスト出演を経て、人気テレビシリーズ「シカゴ・ジャスティス」とシットコム「Splitting Up Together」でレギュラーの座を獲得。2021年のベネチア国際映画祭に出品されて高い評価を得た家族ドラマ「The Cathedral（原題）」で映画初主演を飾ったのち、「トップガン　マーヴェリック」で一躍注目を集めた。次回作では、Netflixの新スパイドラマ「FUBAR（原題）」でアーノルド・シュワルツェネッガーと共演する。