不起訴になったアレック・ボールドウィン、新作犯罪コメディでハリウッドに復帰
2023年5月2日 07:00

主演・製作を務める新作西部劇「Rust(原題)」の撮影中に小道具の銃を発砲し、スタッフふたりを死傷させたとして過失致死罪に問われていたアレック・ボールドウィンが、新作映画「Hollywood Heist(原題)」でハリウッドにカムバックを果たすことが明らかになった。米Deadlineが独占で報じている。
ボールドウィンは2021年10月、「Rust(原題)」の撮影中に小道具の銃を発砲。空であるはずの銃には実弾がこめられており、撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが胸に被弾して死亡したほか、ジョエル・ソウ監督も弾丸により肩を負傷した。その後、事件現場である米ニューメキシコ州検察局が、引き金を引いた当人のボールドウィンならびに同作の銃火器担当者ハンナ・グティエレス・リードを過失致死罪で起訴したが、現地時間の4月21日、ボールドウィンに対する起訴取り消しを決定すると同時に、「Rust(原題)」の製作陣が米モンタナ州で撮影再開に踏み切った。
ボールドウィンは奇しくも同日、俳優として活躍するマイク・ハットン(「グリーンブック」「デッドヒート」)の長編監督デビュー作「Hollywood Heist(原題)」に主演することが決定したと発表。ニック・キャノン(「ザ・ミスフィッツ」)、ミッキー・ローク、タラ・リード(「シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX」)、ポール・スローン(「リベンジ・リスト」)ら個性派俳優陣が競演する同作は、準備中の新作映画の予算を詐欺師に根こそぎ奪われた敏腕エージェント(キャノン)が、映画プロデューサー(ハットン)やかつてのスター(スローン)といった著名な顧客を餌に大物俳優(ボールドウィン)を釣り上げ、どうにか企画を存続させようと奔走する姿を描く犯罪コメディサスペンスで、米ラスベガスとスペインのマヨルカ島で撮影が行われるとのことだ。
監督のハットンがスローンと共同で脚本を執筆のうえ、キャノンとともにプロデューサーを務める。公開時期や配給元に関しては、現時点で明らかになっていない。
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