横浜流星、エンタメの必要性を力説 6度目タッグの藤井道人監督は「大人になった流星が見られた」
2023年4月22日 12:28
巨大なゴミ処理施設が建設された、閉鎖的な“村”を舞台に、そこで生きる人々のリアルな葛藤を通して、日本社会の歪みを描くヒューマンサスペンス。横浜は、かつて父親が村で起こした事件の汚名を背負うばかりではなく、母親が抱えた借金の返済に追われ、ゴミ処理施設で働く青年・片山優を演じている。
横浜は「感情を放出する術がわからない人間なので、(気持ちを)内に内に沈めるのが大変だった。感情のコップに水があふれる不安定さというか、塩梅が難しかった」と役柄を振り返り、「優が変わろうともがく姿を、皆さんがどう感じているのか気になります」とファンに問いかけた。

藤井監督は、6度目のタッグとなる横浜について「大人になった流星が見られた」と全幅の信頼。「役に没入しすぎて、周りが見えなくなるのはやめようと話した。若い共演者もいるので、広い視野でやろうと」と“盟友”ならではのやり取りも明かした。
本作は「新聞記者」「ヤクザと家族 The Family」「空白」などを手がけ、2022年6月に他界した河村光庸プロデューサーの最後のプロデュース作品となった。劇中では、古典芸能の能が重要なモチーフになっており、藤井監督は「河村さんが能を題材にやりたいと言っていた。コロナ禍でエンタテインメントの必要性が議論されたが、エンタテインメントは不滅だという思いを、日本最古の芸能である能で伝えたいという、河村さんのただならぬ思いがあったのでは」と“恩師”の熱意を代弁していた。

エンタテインメントの必要性については、横浜も「自分は本当に必要だと思っています」と訴え、「日本の映画の未来を明るくするために、映画館で映画を見てくださる方がもっと増えてくれたら幸せ。そうなることを願っています」と力説。「ご覧になった皆さんに解釈を委ねる作品なので、その解釈を大事に、ぜひ周りの方々に共有してもらえるとうれしいです」とアピールしていた。
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