【4月15日は東京ディズニーランド開園日】人気アトラクションから生まれた作品5選
2023年4月15日 09:00
1983年4月15日に開園した東京ディズニーランドは、今年で開園40周年を迎え、さまざまなアニバーサリーイベントが開催されます。そこで、この記事では「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズや「ジャングル・クルーズ」など、世界中のディズニーランドのアトラクションから誕生し、ディズニープラスで配信されている実写作品をご紹介。お出かけ前に作品を見れば、アトラクションの楽しみも倍増すること間違いなし。新たに製作されたドラマシリーズ「センター・オブ・ジ・アース」にも注目です。
ボートに乗り、飛び交う砲弾や水しぶき、荒々しい海賊たちの声など、手に汗握るスリルと冒険が味わえる「カリブの海賊」は、ウォルト・ディズニー自身が設計に携わった最後のアトラクションのひとつ。これをモチーフに誕生したのが、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズです。第1作「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」を皮切りに、全5作が製作され、全世界累計興行収入45億ドル超の大ヒットを記録しました。
さまざまな思惑が交錯する冒険ストーリー、圧巻のビジュアル、思わず心が踊るテーマ曲に加えて、ジョニー・デップ演じる主人公ジャック・スパロウをはじめ、個性的でどこか憎めないキャラクターたちも大きな魅力。現在、東京、仏パリ、米フロリダのマジック・キングダムの「カリブの海賊」には、ジャックや伝説の海賊長ヘクター・バルボッサ、7つの海を制覇した幽霊船の船長デイヴィ・ジョーンズら、映画のキャラクターが登場し、ゲストを迎えています。
1955年、アナハイムでの初めてのディズニーランドのオープンと同時に、ウォルト・ディズニーによって作られたのが、魅惑のジャングルを進む探検ツアー「ジャングル・クルーズ」。ウォルト本人も大のお気に入りだったというこのアトラクションを実写映画化した「ジャングル・クルーズ」は2021年に公開され、ヒットを記録しました。ドウェイン・ジョンソンが船長フランク、エミリー・ブラントが植物博士リリーを演じています。
アマゾンの壮大で神秘的なジャングルを舞台に、手にした者は永遠の命を得るとされる“奇跡の花”をめぐって繰り広げられる争奪戦は、アトラクション同様にスリルの連続。川から口を開けて登場するカバや、船に襲いかかろうとする猛獣などの野生動物たち。滝の裏側を進むクルーズ船、ジャングルに暮らす先住民たちの矢の洗礼など、アトラクションの世界観を思い出させるシーンも多数登場する、スペクタクルアドベンチャー大作です。
不気味にそびえ立つゴシック調の洋館。そこには、999人のゴーストたちが“1000人目”の仲間を迎えるため、ゲストの到着を待っている。誰もいないのに、突然響き渡るピアノに、目が光る肖像画……。ドゥームバギー(死の車)に乗ったゲストは果たして、無事に脱出することはできるのか? 世界中で愛される人気アトラクションは、エディ・マーフィ主演のホラーコメディ「ホーンテッド・マンション」として実写映画化されました。
そして、2023年。装いも新たに映画化された「ホーンテッドマンション」が、9月1日に公開されます。監督のジャスティン・シミエンは、ディズニーランドの元従業員で、こよなく愛するアトラクションの映画化という長年の夢を実現させました。主演は「マンダロリアン」のロザリオ・ドーソン。“ホラー映画の女王”の異名をもち、「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でオスカーに輝いたジェイミー・リー・カーティスも出演しています。
人気アトラクション「カントリーベア・シアター」で、ユーモアあふれるカントリー&ウエスタンを大熱演し、人間顔負けのパフォーマンスを披露するクマたちが、02年に製作された映画「カントリー・ベアーズ」でも大活躍。人間に育てられたクマ(CV:ハーレイ・ジョエル・オスメント)が、伝説のスーパーバンドの復活をかけて冒険を繰り広げます。楽曲を提供したエルトン・ジョンのカメオ出演もお見逃しなく。
人間の家庭に暮らす11歳のクマのベアリーは、自分が養子であることを知り、本当の家族を探そうと冒険の旅へ。たどり着いたのは、ベアリーが憧れるクマたちのバンド「カントリー・ベアーズ」が活動していた伝説的なホールでした。しかし、バンドの解散をきっかけに寂れたホールは、数日後に取り壊されることが決定していました。何とかホールを守ろうと、ベアリーは「カントリー・ベアーズ」を再結成させるため、元メンバーを探し始めます。
SF小説の生みの親とも評される仏小説家ジュール・ベルヌの代表作「地底旅行」をモチーフに誕生した「センター・オブ・ジ・アース」は、地底走行車と呼ばれる乗り物で、謎の天才科学者ネモ船長によって明かされる“未知なる地底世界”を探索する人気アトラクション。神秘的な光景に目を奪われる楽しい冒険は、突然の火山性の震動に巻き込まれ、地底走行車は時速75キロメートルの猛スピードで急降下します。そんなスリルあふれるアトラクションは、ブレンダン・フレイザー主演「センター・オブ・ジ・アース」、ドウェイン・ジョンソン主演「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」として実写映画シリーズ化されています。
そして新たに、メキシコ発の冒険ファンタジー「センター・オブ・ジ・アース」としてドラマ化。ゲームで使う道具を発明し、それを実際の冒険で活用することを夢見ていた好奇心旺盛な少年ディエゴ(セバスチャン・ガルシア)は、ある夏、仲間と一緒に風変わりな探険家ポンピリオ・カルデオン(オスカル・ハエナダ)が主催するキャンプに参加。そこで彼らは、パラレルワールド“ヴェルヌの世界”を発見します。
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内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。