ウィレム・デフォー、「スパイダーマン4」でグリーン・ゴブリン役続投に意欲
2023年3月21日 15:00
サム・ライミ監督による記念すべきシリーズ第1作「スパイダーマン」(2002)で最凶の敵グリーン・ゴブリンことノーマン・オズボーン役を演じた名優ウィレム・デフォーが、トム・ホランド主演の現行シリーズ第4弾で三たび同役を演じる意思があることを明かした。
原作コミックから映画まで、「スパイダーマン」シリーズに登場する数ある敵のなかでもとりわけ印象的かつ有名なヴィランとしてファンに愛され続けるグリーン・ゴブリンは、スパイダーマン/ピーター・パーカーの親友ハリーの父親でオズコープ社を経営する天才科学者ノーマンが、軍事目的で自社が開発した新薬を自ら実験台となり服用したことで生まれた恐るべき別人格だ。
世界中で驚異的な大ヒットを記録したホランド版シリーズ第3作「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」では、マルチバースの出現によって元祖3部作のトビー・マグワイア版「スパイダーマン」3部作のグリーン・ゴブリンやドック・オク、マーク・ウェブ監督によるアンドリュー・ガーフィールド版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズのエレクトロなど、シリーズ過去作のヴィランたちが時空を超えて登場するだけでなく、それぞれの役柄にアルフレッド・モリーナ(ドック・オク)やジェイミー・フォックス(エレクトロ)、そしてデフォー(グリーン・ゴブリン)と、オリジナルキャストが続投していることでも大きな話題を呼んだ。
同作で14年ぶりにグリーン・ゴブリンを演じたデフォーは公開当時の取材で、「カメオ的な出演だけはしたくなかった。だから、ストーリー展開におけるきちんとした理由や意義があって、なおかつ演じがいのある役どころなら引き受けてもいいと、条件を提示したんだ。それから、アクションシーンを増やして欲しいともね。アクションシーンは、あのキャラクターをしっかり描き出すうえで欠かせないものだし、やるのも楽しいからね」と語っていた。
このほど、最新主演作「Inside(原題)」のプロモーションで米カルチャーサイト「インバース」のインタビューに応じたデフォーは、「すべての条件を満たしていれば、喜んで引き受けるよ」と、グリーン・ゴブリン役への復帰に前向きな発言。「だって本当に素晴らしいキャラクターだからね。多重人格という設定だから、実質2役を演じることになるという点が特に気に入っているんだ。20年近く前に初めて演じた時と、『ノー・ウェイ・ホーム』の時では全く違う体験だったけど、どちらも実に楽しかったよ」とやる気満々に語った。
ホランド版「スパイダーマン」シリーズの第4弾に関して、米ソニー・ピクチャーズ、マーベル・スタジオ両者ともに具体的な計画はまだ発表していないものの、マーベル・スタジオのケビン・ファイギ社長は先ごろ、「ストーリーは出来上がっている」と、続編準備が順調に進んでいることを米エンターテインメント・ウィークリーの独占取材で明かしている。
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