ビンタ事件から1年 ウィル・スミスが大作2本を準備
2023年3月16日 11:00
昨年の第94回アカデミー賞授賞式でビンタ事件を起こしたウィル・スミスが、再起をかけて動き出したと、米バラエティが報じている。
先日、刑事アクションコメディシリーズ最新作「バッドボーイズ4(仮題)」の製作が発表されたばかりだが、このほどNetflixの「ファスト・アンド・ルース(原題)」も制作が正式決定。いずれの作品でも出演料2500万ドルを受け取るという。
ウィル・スミスは「ドリームプラン」でアカデミー賞主演男優賞を受賞。だが、ビンタ事件後に世界配信されたApple TV+のオリジナル映画「自由への道」(アントワーン・フークア監督)は、アカデミー賞をはじめとする主要賞でスルーされている。
「ファスト・アンド・ルース(原題)」に関しては、Netflixはゴーサインを出していたものの、ビンタ事件を受けて保留にしていた。だが、ソニー・ピクチャーズが「バッドボーイズ4(仮題)」にゴーサインを出したことで、Netflixも再開を決定したという。
ちなみに、「ファスト・アンド・ルース(原題)」は、メキシコの砂漠で瀕死状態で目を覚ます記憶喪失の男(スミス)を主人公にした物語。過去の行動を辿っていくと、豪勢な暮らしをする犯罪界の大物と、薄給で働くCIAの囮捜査官というふたつの顔が浮かび上がってくる、という筋書きだという。「デッドプール2」「ブレット・トレイン」のデビッド・リーチ監督がメガホンを取る。
ビンタ事件でイメージダウンしたウィル・スミスだが、大作映画で再びトップスターに返り咲くことができるか注目だ。