新潟国際アニメーション映画祭でりんたろう監督最新作上映 山中貞雄へのオマージュ、大友克洋がキャラクターデザイン
2023年2月22日 17:00

長編アニメーション映画のアジア最大の祭典として、3月17日から新潟市で開催される第1回新潟国際アニメーション映画祭で、りんたろう監督最新作「山中貞雄に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』」が、ワールドプレミア上映されることが決定した。りんたろう監督の14年ぶりの新作で、キャラクターデザインに大友克洋が参加する。
「山中貞雄に捧げる漫画映画『鼠小僧次郎吉』」は、日本映画の黎明期にサイレントからトーキー初期にかけて活躍し、28歳で夭折した天才監督山中貞雄が生前に遺した「鼠小僧次郎吉 江戸の巻」を、りんたろう監督がサイレントアニメーション化したもの。
フランスを代表する新鋭Miyu Productionsが共同制作として参加した国際的作品で、「童夢」「AKIRA」の大友克洋がキャラクターデザイン参加することで注目を集めている。音楽はサキソフォーン奏者であり作曲家として活躍する本多俊之(「マルサの女」「メトロポリス」)、サイレントアニメーションに彩りを添える弁士役を「Dr.スランプ アラレちゃん」則巻アラレ役の声優、小山茉美が務めるなど豪華な布陣が実現した。2月22日17時から前売券が発売され、3月20日10時から新潟市民プラザで上映される。
新潟国際アニメーション映画祭は、世界15カ国からエントリー、10本の作品が参加するコンペ部門のほか、招待作品を上映するイベント、近年の観るべき作品を集めた世界の潮流、作家・ムーブメントの再評価をするレトロスペクティブ、オールナイト上映など会期中約50本を紹介。世界のアニメーション映画と監督、作り手が新潟に集結する。押井守監督が第1回のコンペ部門審査委員長を務め、現段階で押井監督のほか、りんたろう監督、永野護監督、片渕須直監督、磯光雄監督、人気声優の川村万梨阿などの来場が決定。この後も国内外から上映作品に関連したゲストの来場が予定されている。映画祭詳細は公式サイト(https://niigata-iaff.net/)で告知する。
江戸八百八町が夜の闇に包まれると屋根裏でガサゴソとする奴が現れる。大富豪から富をいただき貧しい庶民にばら撒く義賊、ご存じ鼠小僧次郎吉。夫に先立たれ、小さな我が子と辛い日々を送る町人お鈴。そんなお鈴を利用して鼠小僧の正体を暴こうとする梵字安五郎と長五郎。罪を憎んで人を憎まず、経験と勘で補物名人と謳われる岡っ引き勘右衛門。江戸の街を舞台に繰り広げられる哀愁を誘う人間ドラマ。映画監督山中貞雄はそんな夢をみている……。
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