河内山宗俊
劇場公開日:1936年4月30日
解説
夭折の名匠・山中貞雄が、美しい少女を救おうとする男たちの奮闘を描いた時代劇。居酒屋に居候する河内山宗俊と、用心棒の金子市之丞。その日暮らしの生活を送る彼らにとって、甘酒屋の娘・お浪は心の慰めだった。ある日、お浪が不良の弟・広太郎の借金のために身売りすることを知った宗俊と市之丞は、彼女を救うべく手を組むが……。当時15歳の原節子がヒロインのお浪役を可憐に演じる。多くの作品の原版が失われてしまった山中監督作の中で、現存するわずか3作品のうちのひとつ。
1936年製作/82分/日本
スタッフ・キャスト
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2023年1月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
時代劇なのに時代劇に見えない‼️完璧なエンターテイメント。時代を考えたらそら恐ろしい‼️脚本に始まり演出、カット割り、カメラアングル、全て完璧である‼️それに付けても原節子の15歳・・・驚嘆する‼️せめてもう少し作品が残っていたらなぁ~。小津の進化系が見れたかもしれない!
2021年12月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
居酒屋に居候する河内山宗俊と、用心棒の金子市之丞の2人はその日暮らしの生活をしていて、甘酒屋の娘・お浪は心の慰めだった。ある日、お浪が弟・広太郎の借金のために身売りすることを知った宗俊と市之丞は、彼女を救うため一芝居をうち・・・てな話。
これもコメディ時代劇で楽しく観れた。
お浪役の原節子が当時15歳だったらしく可愛かった。
山中監督作の中で、現存するのがわずか3作品どの事で、残りの1作品も観たいと思った。
2021年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
甘酒屋の看板娘(原節子)はヤクザな弟に困り果てる。
テキヤの親分、河内山宗俊(河原崎長十郎)は仲良くなった用心棒と、一肌脱ぐことに。
日本は映画の保存があまり良くないようだ。
2020年2月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
見事な娯楽作品です
緩急自在、的確な演出、何より良くできた脚本
これほどのクォリティで娯楽作品を作れる山中監督の才能は恐るべきものです
長生きしたならどれほど名作を量産したかもしれません
原節子15歳のデビュー作で有名です
確かに可憐で可愛いですが、どちらかと言うといまの15歳よりも大人びています
現在の15歳が子供過ぎるのかもしれません
それよりも河原崎長十郎、中村翫右衛門の演技は見事なもので、こちらの方に目を奪われてしまいます
日本映画は既にトーキー黎明期にして、これほどの高い実力があったのです