落ちぶれた元ポルノスターが再起を目指す! ショーン・ベイカー監督作「レッド・ロケット」予告
2023年2月15日 15:00

「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」のショーン・ベイカー監督作「レッド・ロケット」の予告編、日本オリジナルポスター、場面写真が一挙お披露目。ポスターには、「有害なほど利己的で、破壊的にナルシスト」である元ポルノスター、マイキーのなぜか恍惚とした表情と、「人生は、スウィートだ」というコピーが活写されている。

物語の主人公は、「ポルノ界のアカデミー賞を5回逃した」ポルノ俳優だったが、いまは落ちぶれて、無一文で故郷テキサスへ舞い戻ったマイキー。別居中の妻レクシーと義母リルの家に転がり込むことに成功したが、17年のブランクが原因で、仕事はない。昔の伝手でマリファナを売りながら糊口を凌いでいたある日、ドーナツ店で働く“ストロベリー”と呼ばれる少女と出会い、再起を目指す。第74回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で披露され、A24が北米配給を担当した。

「タンジェリン」「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法」など、アメリカ社会の“声なき声”を掬い上げ、丁寧に描くことに定評のあるベイカー監督が、ご都合主義で口先だけの男・マイキーを主役に、社会の片隅で生きる人々の物語を紡ぐ。新型コロナウイルスのパンデミックのなか、少数精鋭のクルーで作り上げた。過去のポルノ出演映像が流出したことで、一時は表舞台から姿を消していたこともあるなど、マイキー役とリンクするかのようなスキャンダラスな経歴を持つサイモン・レックスが主演を務めた。


予告編は、マイキーが長距離バスで故郷に帰ってくるシーンでスタート。顔は傷だらけ、所持金は22ドル、別居中の妻から「消え失せな!」と罵られながらも、どうにか家に転がり込む。「俺のスキルと能力があれば怖いものなしさ」と根拠のない自信を持つマイキーは、ストロベリーとの出会いを経て、何かのスイッチが入ったかのように、彼女を口説こうとする。1990年代後半に一世を風靡した米アイドルグループ「イン・シンク」の大ヒット曲「Bye Bye Bye」にのせ、撮影監督ドリュー・ダニエルズ(「イット・カムズ・アット・ナイト」「WAVES ウェイブス」)が16ミリフィルムでとらえた、テキサスのエモーショナルな空気を堪能できる。

場面写真には、テキサスシティに実在するドーナツ店をはじめ、舞台で活躍するブリー・エルロッド演じるレクシー、ベイカー監督にロサンゼルスの映画館のロビーで見出され、“次なる大物”と言われるスザンナ・サン扮するストロベリー、テキサスでスカウトした、演技未経験で映画初出演の魅力的な人々の姿がおさめられている。
「レッド・ロケット」は、4月21日から東京のヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国で順次公開。R18+指定。
(C)2021 RED ROCKET PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
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