大ヒットティーンホラー「ラストサマー」、オリジナルキャスト復帰で続編製作
2023年2月11日 11:00
米ソニー・ピクチャーズが、1997年製作の大ヒットティーンホラー「ラストサマー」シリーズの新作を準備していることがわかった。
「ラストサマー」は、ロイス・ダンカンのヤングアダルト小説を、「スクリーム」でブレイクした脚本家ケビン・ウィリアムソンが脚色したホラー映画。卒業式の夜、車遊びに興じていた10代の若者たちが男をひき殺したことをきっかけに、謎の殺人鬼に追われるというストーリーだ。ジェニファー・ラブ・ヒューイット、サラ・ミシェル・ゲラー、ライアン・フィリップ、フレディ・プリンゼ・Jr.ら当時人気の若手俳優が共演した同作は、全世界興収1億2500万ドルを記録。その後、「ラストサマー2」(1998)、「ラストサマー3」(06)が作られた。
米Deadlineによれば、新作は「リベンジ・スワップ」「サムワン・グレート 輝く人に」のジェニファー・ケイティン・ロビンソンが監督を務め、リーア・マケンドリックが脚本を執筆。シリーズ第2作まで出演したヒューイットとプリンゼ・Jr.が、過去と同じ役柄で出演交渉を進めているという。
ソニーは昨秋、ロビンソン監督とマケンドリックが売り込んだアイデアに圧倒されて、続編製作に乗り気になったようだ。また、90年代の学園ホラー「クルーエル・インテンションズ」を彷彿させるロビンソン監督のNetflix映画「リベンジ・スワップ」が話題になったこと、米パラマウント・ピクチャーズが「スクリーム」シリーズをリブートして大成功させたことも、「ラストサマー」復活の後押しになったようだ。なお、マケンドリックが執筆する新作のプロットは明かされていない。