「ハムナプトラ」俳優が驚異の大変貌 体重272キロ、余命わずかな男を演じた「ザ・ホエール」予告公開
2023年2月2日 08:00

ダーレン・アロノフスキー監督(「レスラー」「ブラック・スワン」)の最新作で、A24が製作・配給をする「ザ・ホエール」の予告編が披露された。「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」などで知られるブレンダン・フレイザーが、体重272キロの巨体の男を演じている。
恋人を亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避をするように過食を繰り返してきたチャーリー(フレイザー)。歩行器なしでは移動もままならず、親友の看護師リズ(ホン・チャウ)に頼って生活している。病状の悪化で自身の死期が近いと悟ったことで、長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。さらに離婚して以来音信不通だった娘エリー(セイディー・シンク)との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。

フレイザーは、チャーリーを演じるにあたり、自身の体重増量に加え、特殊メイクとファットスーツを着用。プライベートでの不幸が重なりハリウッドの表舞台から長らく遠ざかっていたが、本作での熱演が評価され、第95回アカデミー賞で主演男優賞にノミネートを果たした。

予告編は、タイトルでもある「ホエール(=くじら)」を想起させるような海辺のシーンから始まり、チャーリーがなぜこのような風貌になってしまったのかを自ら語る姿、自力で歩行もままならない生活が明かされる。娘のエリーからは、「今頃親ぶるの?」と辛辣な言葉を浴びせられ、拒絶されながらも真正面から向き合おうと試みる。

何かをするたびに謝ってばかりいるチャーリーだが、唯一の心を許せる友人のリズとの親愛に満ちたやりとりはどこかかわいらしく、深い悲しみを抱えながらもユーモアと純粋さを失わない彼の魅力が溢れている。日本版ポスターも披露され、「僕は信じたかった。」というキャッチコピーが印象的だ。
「ザ・ホエール」は4月7日からTOHO シネマズ シャンテほか全国公開。
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