ニコラス・ケイジ、「フェイス／オフ」蝋人形に「グロテスクだ」　金色の両手銃を手に戦う「マッシブ・タレント」予告

2023年1月24日 11:00

ニコラス・ケイジが主演し、67カ国で初登場TOP10入りのスマッシュヒットを記録した「マッシブ・タレント」の日本オリジナル予告編がお披露目。声優の諏訪部順一がナレーションを担った映像では、どん底の俳優ニック・ケイジ（ケイジ）が、熱狂的なファンである大富豪ハビ（ペドロ・パスカル）のコレクションである、「フェイス／オフ」の等身大の蝋人形と対面するさまが、コミカルに切り取られている。

ハリウッドのトップスター、ニコラス・ケイジ。「リービング・ラスベガス」で第68回アカデミー主演男優賞を受賞し、演技派俳優としての地位を確立すると同時に、「ザ・ロック」「フェイス／オフ」などのアクション超大作にも出演し、人気を集める。しかしその後、出演作の興行的失敗が続いたことで、ハリウッドからのオファーも途絶え、多額の負債を抱えてしまう。

「働きすぎ」と周囲から揶揄されながらも何十本もの低予算映画へ出演し、借金を完済したケイジに本作のオファーが届き、彼の分身と言えるどん底の俳優ニック・ケイジを演じている。パスカル（「ゲーム・オブ・スローンズ」）が、ニックに心酔するスペインの大富豪ハビ、ティファニー・ハディッシュ（「アンクル・ドリュー」）がCIA諜報員オリヴィアに扮した。

ハリウッドスターのニック・ケイジは悩んでいた。多額の借金を抱え、心から望んでいた役は得られず、妻とは別れ、娘からは愛想を尽かされていた。「かつて栄華を極めた俺の人生はもう取り戻せないのか」――。悲観する彼の下に、スペインの大富豪の誕生日パーティに参加するだけで100万ドルが得られる高額のオファーが舞い込む。借金返済のため渋々スペイン・マヨルカ島へ飛んだニックを、大富豪ハビが待ち受けていた。最初は乗り気ではなかったニックだが、映画の趣味が合うハビと意気投合。そんなある日、CIAがニックに接近する。ハビの正体は国際的な犯罪組織の首領で、彼の動向をスパイしてほしいという。ハビとの友情をとるのか、それとも国家のために働くのか――ニックの俳優人生を懸けた一世一代のミッションの幕が上がる。

「BLACKPINK」の大ヒット曲「Kill This Love」にのせた予告編の冒頭では、「俳優を辞める」と、打ちひしがれた様子で呟くニックを活写。ハビを訪ねた彼が、コレクションルームで「フェイス／オフ」の名場面を再現した等身大の蝋人形に「グロテスクだ」といい、その熱量に引き気味の姿も。「フェイス／オフ」を彷ふつとさせる、金色の両手銃を持つニックが、ハビと向き合い、互いに「殺したくない！　愛してる！」と叫びながら対峙する、異様なバトルシーンも。映像は、「お前はニック・ファッキン・ケイジだ！」という大絶叫で締めくくられている。