【1月16日はヒーローの日】マーベルの2023年公開映画&事前に見るべき作品まとめ フェーズ5突入で重要なターニングポイントに!
2023年1月16日 08:00
皆さん、1月16日が「ヒーローの日」だということはご存知ですか? 映画やアニメの「ヒーロー」の存在を世の中に浸透させることを目的に、「ヒ(1)ー(1)ロー(6)」という少々強引な(?)語呂合わせから制定されました。そして、現在の映画界をけん引するヒーローといえば、マーベルスタジオが手がけるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で活躍するヒーローたち。2023年は新たなステージ“フェーズ5”に突入する重要なターニングポイントといえる年だけに、その動向に注目が集まっています。そこで今年、劇場公開される新作3本にスポットを当て、それらをさらに楽しめるディズニープラス配信作品もご紹介します。
フェーズ5の幕開けを飾る「アントマン」シリーズの第3弾。未知の量子世界に入り込んだアントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)、アントマンのパートナーとして戦うワスプことホープ・ヴァン・ダイン(エバンジェリン・リリー)が、新たなヴィランとして立ちはだかるカーン(ジョナサン・メジャース)と遭遇する。あのサノスをも超越する、すべてを征服するというカーンの脅威に注目したい。
アベンジャーズの一員で、身長わずか1.5センチメートルになる特殊なスーツを着用したアントマンの功績は絶大。「アベンジャーズ エンドゲーム」では、量子世界を利用したタイムトリップの可能性に気付き、キャプテン・アメリカ(クリス・エバンス)、アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr.)らに伝えた。この情報をヒントに、アベンジャーズは過去の時代からインフィニティ・ストーンを回収。アントマンは、敵サノスとの最終決戦に向け、重要な役割を果たしていた。
また、2月1日からディズニープラスで見放題独占配信される「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」には、アントマンの動向を知るヒントが。実はワカンダの現状について報じるニュース番組に、自伝本を発表したスコットが、各地でプロモーションツアーを行っているとテロップが表示されているのだ。ただし、それが「いつ」の出来事なのかは不明。その答えは「アントマン&ワスプ クアントマニア」で明らかになるはずだ。
数々のヒーローを生み出してきたマーベルスタジオのなかで、ひときわヒーローらしくない銀河一の落ちこぼれヒーローチーム「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」の活躍を描くシリーズ最新作。全3作で、脚本・監督を務めるジェームズ・ガンは、「彼らのおふざけ要素がたくさんある一方で、信じられないほどエモーショナルな作品にもなっている」と明言しており、過去最高にドラマティックかつ壮大なスケールの冒険に期待がかかる。
注目はやはり、主人公スター・ロードことピーター・クイル(クリス・プラット)の最愛の存在であり、「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」で姿を消したガモーラ(ゾーイ・サルダナ)の動向だ。「アベンジャーズ エンドゲーム」にも登場はしているが、過去からやって来た“別の”ガモーラで、ピーターのことは知らない様子。実際、同作のエンディングで、ピーターが物憂げな表情でガモーラの行方を探す姿が確認できる。
ピーターら、ガーディアンズの面々に限定すると、「アベンジャーズ エンドゲーム」「ソー ラブ&サンダー」、そして「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3」という時系列になるため、「ソー ラブ&サンダー」も見ておきたい作品だ。サノスとの激闘の後、ガーディアンズと宇宙に旅立ったソー(クリス・ヘムズワース)は、“神殺し”の異名を持つ悪役ゴア(クリスチャン・ベール)との戦いに身を投じる。ジェーン役のナタリー・ポートマンが、約9年ぶりに本格的にMCU作品に復帰した。
MCUでは初めて女性ヒーローが単独で主役となったアクションエンタテインメント「キャプテン・マーベル」の続編。主人公キャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースを演じるブリー・ラーソンが続投するほか、ダンヴァースと同じ元アメリカ空軍パイロットのマリア・ランボーの娘・モニカ(テヨナ・パリス)、魔法のバングルで力を得たミズ・マーベルことカマラ・カーン(イマン・ベラーニ)が登場し、新たな戦いに挑む。
やはり、押さえておきたいのは「キャプテン・マーベル」。アベンジャーズ結成以前の1990年代を舞台に、キャプテン・マーベル誕生の秘話に加えて、後にアベンジャーズ結成の立役者となるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)も登場し、アベンジャーズ誕生のきっかけを知ることができる。モニカが超人的パワーを覚醒させるドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」、アベンジャーズ“オタク”の高校生が主人公を務めるドラマシリーズ「ミズ・マーベル」も必見だ。
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父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。