森七菜「舞妓さんちのまかないさん」オーディションは「泣きながら帰った」 是枝裕和監督は絶賛
2023年1月9日 17:30

是枝裕和監督がNetflixと初タッグを組んだオリジナルシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」の配信記念イベントが1月9日、都内で行われ、是枝監督をはじめ、主演の森七菜と出口夏希、共演する蒔田彩珠、橋本愛が出席した。
原作は、2021年にNHKでアニメも放送された小山愛子氏による同名コミック。京都・祇園の舞妓たちが共同生活を営む屋形の「まかないさん(=ごはんを作る仕事)」となる主人公キヨ(森)と、キヨの親友で「100年に一人の逸材」として期待される舞妓のすみれ(出口)の日常が、華やかな芸舞妓の世界と美味しいごはんを通して綴られる。

オーディションで主演を勝ち取った森は、「1回目のオーディションでは、役にどれだけ近づけるかという目標を達成できず、泣きながら帰りました」と告白。一方、是枝監督は「(キャリアのある)森さんをオーディションに呼ぶって、申し訳ないと思いつつ、実際に会うと、森さん以外ありえないなと思った」と振り返り、「群像劇でもあるので、オーディションではいろんな組み合わせを試しました」と経緯を明かした。

「舞いのお稽古は本当に厳しかった」と回想する出口は、「以前は自信がなかったが、この組に参加し『成長した』と言われることが多くて、気持ちが前向きになった」と達成感。原作にはないオリジナルキャラクターで、屋形の女将さんの高校生の娘・涼子を演じた蒔田は、TVドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(12)、映画「海よりもまだ深く」(16)、「三度目の殺人」(17)、「万引き家族」(18)など、多くの是枝監督作品に出演しており、「涼子は監督が書いてくださり、自分と近いテンションの役柄なので、難しいことはあまりなかった」と話していた。


人気No.1芸妓の百子を演じる橋本は、念願だった是枝組に初参加し「夢見心地でした」。ただ、「監督はすぐ韓国に行っちゃって、演出を受けたのは1~2回。夢かなったと言うのは早いんじゃないかな」と再タッグに意欲を燃やした。「伝統文化の歴史を背負うプレッシャーが、背中を押してくれた」とも語り、「舞いと京ことばが大変過ぎて、もうちょっと頑張って演技すれば良かった」と反省する場面も。是枝監督は「とにかく所作が美しいし、コメディセンスもある」と橋本の資質にほれぼれしていた。
Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」は、1月12日より全世界独占配信。川村元気が企画に参加し、是枝監督が総合演出を担当した。各エピソード監督・脚本は、是枝監督に加えて、津野愛、奥山大史、佐藤快磨が手掛け、全9話のドラマとして制作。松岡茉優、常盤貴子、松坂慶子、城桧吏、福地桃子、リリー・フランキー、井浦新らが出演する。
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