ディズニープラス「ガンニバル」を見るべき5つの理由
2023年1月4日 14:00

ディズニープラスのコンテンツブランド「スター」の日本発オリジナルドラマ「ガンニバル」が、世界に向けて独占配信中。「人が喰われているらしい」。そんな耳を疑う噂が流れる山間の村で、都会から赴任した警察官が目の当たりにする狂気とは? 見る者の常識を覆す衝撃の“ヴィレッジ・サイコスリラー”の魅力と見どころを、5つの視点から解き明かしていく。

原作は、2018年に連載が開始され、累計発行部数210万部を超える二宮正明氏による同名サスペンスコミック。都会から遠く離れた山間にある「供花村」を舞台に、ある事件をきっかけに供花村の駐在として左遷された阿川大悟(柳楽優弥)が、老婆の奇妙な死を境に、「人が喰われているらしい」と噂される村の異常性に飲みこまれていく。
文明社会における最大のタブーともいえるセンセーショナルな題材から、映像化は困難と見なされていた衝撃コミックだが、ディズニープラスが全世界に発信する実写ドラマシリーズとして、画期的な“世界基準”プロジェクトを始動させた。ディズニーなのに猟奇的? あらゆる価値観を覆すチャレンジがいま、世界中を震撼させる。

世界に照準を合わせ、ディズニーが挑む大型プロジェクトには、それにふさわしい最強の布陣が組まれ、日本映画界をリードする才能が集結している。監督は片山慎三。「岬の兄妹」「さがす」で注目を集め、かつて助監督として師事したポン・ジュノ監督からも絶賛される鬼才が、映画レベルのクオリティでダイナミックな演出を披露する。

主演を務めるのは、映画・ドラマで大活躍する柳楽優弥。実力派としてキャリアを積み上げる柳楽が、村の異常性に飲み込まれる主人公の大悟を熱演する。持ち前の正義感から、村のタブーに切り込むが、やがて大悟本人が狂気の淵へと追い込まれてしまう。そんなふり幅の大きい難役を見事に演じきり、新たな代表作を手にした。
原作者の二宮氏は、「柳楽さんが動いたときの迫力・狂気を感じました」と太鼓判。また片山監督も、先日開催された世界同時配信記念スペシャルイベントにリモート参加し、「原作を読み始め、最初に頭に浮かんだのが柳楽優弥さん。実際に柳楽さんに演じてもらい、大悟の輪郭と方向性が定まった」と、柳楽の演技を絶賛していた。

実はすでに国際舞台で注目を集めている「ガンニバル」。米アナハイムで2022年9月9日~11日(現地時間)に開催されたディズニーファンのためのイベント「D23 EXPO」では、世界各国から集まったおよそ100のメディアを前に、プレゼンテーションが行われ、会場では大きな歓声が上がり、期待値の高さをうかがわせた。
また、シンガポールで22年11月30日~12月2日(現地時間)に行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」では、主演の柳楽と片山監督、共演する吉岡里帆が現地入りし、作品の魅力をアピール。アジア太平洋地域(APAC)から集まったメディアの取材にも応じた。予告編の上映後には大歓声があがっていた。

「人が喰われているらしい」。そんな恐ろしい噂が流れる閉鎖的な村を舞台に、緊張感と「怖いけれど、のぞいてみたい」という好奇心が入り交じり、第1話から“沼る”こと間違いなしの「ガンニバル」。だが、魅力はそれに留まらず、次第に周囲を信じられなくなり、正しさや倫理観に揺れる主人公の葛藤も大きな見せ場だ。
警察官としての信念と家族への愛を貫こうとし、自ら一線を超えてしまう大悟と、因習を守るため、立ちはだかる村人たち。善も悪もなく、ただむき出しになる人間の本質が、ドラマを予想外の展開へと導いていく。日本各地で行われた壮大なロケ、野心的なアクション、豪華キャストのアンサンブルなど、見どころは尽きない。
「ガンニバル」(全7話)は、第3話までがディズニープラスで配信中。毎週水曜午後5時に、最新話が更新される。
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