【27歳の誕生日】ティモシー・シャラメの魅力を紹介 新作では“人喰い”の宿命を背負った青年役
2022年12月27日 12:00
「君の名前で僕を呼んで」「DUNE デューン 砂の惑星」などで知られるティモシー・シャラメが、本日12月27日に27歳の誕生日を迎えたことを記念し、これまでの歩みと最新作「ボーンズ アンド オール」を紹介する。
1995年、フランス人の父とユダヤ系アメリカ人の母のもとに生まれたシャラメは、フランスとアメリカの二重国籍でフランス語も流ちょうに操るバイリンガル。母は元ダンサー、母方の祖父は脚本家、叔父は監督、姉のポーリーヌは女優という芸能一家に生まれ、自身も幼いころから子役として活躍。2014年にはクリストファー・ノーラン監督作「インターステラー」への出演で注目された。
2017年には、17歳と24歳の青年のひと夏の恋を描いた「君の名前で僕を呼んで」の演技が高く評価され、第90回アカデミー賞主演男優賞にノミネート。繊細な表現力と唯一無二の存在感で一躍スターダムを駆け上り、その後も「レディ・バード」(17)や「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」(19)、「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(21)、そしてアカデミー賞を6部門受賞した「DUNE デューン 砂の惑星」(22)など数々の話題作に出演。
2023年には「チャーリーとチョコレート工場」(05)の若き日のウィリー・ウォンカを演じる「Wonka」(原題)、「DUNE デューン 砂の惑星」の続編「Dune : Part Two」(原題)など超大作の公開が控えている。
「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノ監督と再タッグを組んだ「ボーンズ アンド オール」では、生きるため本能的に人を喰べる衝動を抑えられない青年リーを演じている。同じ秘密を抱える少女マレン(テイラー・ラッセル)と出会い、逃避行の旅に出る。シャラメは「孤独を乗り越えようともがくふたりの人物というアイデアは、多くの人々がさまざまな理由で疎外感を感じているこの時代に、とくに心に響きました」と、現代を生きる人々に共感されるテーマだと語る。
グァダニーノ監督と共に脚本開発から映画製作にも初挑戦しており、「ルカの初となるアメリカ映画に出演して、彼が快適に仕事ができる環境を飛びだし、その強烈な感性を世界に示していくのを目撃できてとても光栄に思う」と話している。また、スタイリッシュなファッションも注目を集めており、撮影の合間を縫ってプロモーションイベントに参加した際には、ミラノでファンが殺到し、レッドカーペットイベントが中止になるハプニングも発生。熱狂の模様は、本国公式Twitterアカウントでも紹介されている。
「ボーンズ アンド オール」は、23年2月17日公開。
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