恐怖の娘・エスターが“そのままの姿”で帰ってくる 「エスター」前日譚、23年3月公開
2022年12月22日 09:00

カルト的人気を誇る「エスター」の前日譚を描いた「Orphan: First Kill(原題)」が、「エスター ファースト・キル」の邦題で2023年3月から公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルと超特報映像も披露された。
09年に日本で公開された「エスター」。同作は、裕福な一家、コールマン家が孤児院からエスターを養子に迎えるところから始まる。彼女は聡明で、画才もあり、家族に喜びを持って受け入れられ、親子として幸せな関係を築いていく……はずだった。彼女の真実を知った時、物語は予想できないラストへと突入し、世界中の人々がその結末に衝撃を受けた。映画公開後には、まるで映画を模倣にしたような実際の事件も起こるという怪異も加えられ、“人怖”ホラーの代表作として映画界に強烈なインパクトを与えた。
実はエスターは、コールマン家の養子になる前、別のある一家で養子として引き取られていたことが前作で言及されている。しかし、そこでの“過去”に関してはわからずじまいだった。その「ある一家」が「エスター ファースト・キル」の主戦場となるオルブライト家となっている。
裕福な一家、オルブライト家には4年前に行方不明となった一人娘のエスターがいた。だがある日、警察からエスターが見つかったという朗報が入る。父、母、兄は数年振りの再会という信じられない奇跡にこの上ない喜びを感じ、成長したエスターを迎え入れる。当時6歳だった彼女は、時を経て10歳になっていた。これから幸せな生活が始まる――そう思っていた。この娘が、どこか変だと気づくまでは……。
驚くべきは、当時12歳で同年代のエスターを演じたイザベル・ファーマンが、本作でもエスター役を続投しているということ。25歳になったファーマンが、どのようにして子どものエスターを演じるのか……。その姿が子どもにしか見えないという、違う意味でのホラー演出にも注目してほしい。
ビジュアルは、エスターの後ろ姿が全面に写ったもの。ピンクの洋服に身を包み可愛らしい仕上がりだが、目を引くのは、左肩の血痕。さらには「また、会えるね。」とエスターからのメッセージとも思えるようなコピーも添えられている。
超特報は「衝撃のラストから14年 あの娘が帰ってきた」と興味をそそられるコピーからスタート。ひとりでブランコをこぐ幼い少女。警官に「名前は?」と聞かれ顔を上げた人物こそ、あの“エスター”だった。
「エスター ファースト・キル」は、「ザ・ボーイ 残虐人形遊戯」のウィリアム・ブレント・ベルが監督、「パラサイト 禁断の島」のデビッド・コッゲシャルが脚本を担当。ファーマンのほか、オルブライト家の母親役にジュリア・スタイルズ、父親役にロッシフ・サザーランド、息子役にマシュー・アーロン・フィンラン、事件に関わる刑事役としてのヒロ・カナガワが出演。23年3月にTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。
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