岡田准一VS綾野剛! 藤井道人監督、韓国映画「最後まで行く」をリメイク
2022年11月25日 04:00
俳優の岡田准一が、若手随一の実力派・藤井道人監督の最新作「最後まで行く」に主演し、綾野剛と共演を果たしていることが明らかになった。ふたりは、「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」で1シーンのみ共演しているが、満を持して本格的に対峙。岡田は、「藤井監督とスタッフ、そして綾野剛さんと過ごした撮影期間は、ものづくりの情熱に震える最高の時間でした」とコメントを寄せている。
「最後まで行く」は、2014年に韓国で公開され観客動員345万人の大ヒットを記録した、「パラサイト 半地下の家族」のイ・ソンギュン主演、キム・ソンフン監督の同名映画をリメイクするもの。これまでに中国、フランス、フィリピンでリメイクされており、なかでもフランス版は「レストレス」のタイトルで今年2月にNetflixで世界配信されると、全世界でNetflixグローバル映画ランキング1位を獲得するほど多くの人々に受け入れられた。
映画は、悪い時には悪い事が重なり、陰謀に巻き込まれていく刑事と、それを追う謎の監察官が織り成す年の瀬の96時間(4日間)の物語が、圧倒的な緊張感とスピード感で描かれるノンストップサスペンスアクション。日本版は、藤井監督とともに平田研也(入江悠監督と共同で「22年目の告白 私が殺人犯です」を執筆)を脚本に迎え、日本ならではの特色とアレンジを大胆に加えている。
現在の日本映画界にあって、引っ張りだこの存在となった藤井監督は、今作には強い思い入れをにじませ「小学生の時から憧れだった岡田准一さんとの仕事は、自分にとって忘れられない最高にエキサイティングな時間でした。映画に向き合う姿勢、キャスト、スタッフへの気配り、クリエイティブな発想の全てがこれからの自分の映画制作の糧になりました。そして、戦友の綾野剛さんも参加してくれて、自分でもびっくりするくらい面白い映画が出来ました」と手応えを明かしている。
「ヤクザと家族 The Family」に主演した綾野は、藤井監督を「カメレオン監督。常にジャンルレスであって、挑戦への熱量を絶やさない。まだ見たことのない、見せたことのない役の生き方を探求し提示し一緒に走ってくださいます。僕の知らない僕をいつも見つけてくれる無二の監督です」と最敬礼。さらに、岡田との共演についても「対峙し続ける関係ですが、僕のその想いが溢れてしまわないか、調整に苦労しました。ずっと見ていたくなる。これは役の矢崎にも通ずる良い影響をもたらしてくれました」と振り返っている。
岡田が演じる刑事・工藤は12月29日の夜、危篤の母のもとへ向かうため、雨の中で車を飛ばしているという設定で物語は始まる。そこに署長から週刊誌が関わる不正について詮索する電話が入る。血の気が引いた工藤はなんとかその場をやり過ごすが、今度は妻から着信が入り、母が亡くなったことを知らされる。言葉を失っていると、そのとき目の前に現れたひとりの男をはね飛ばしてしまう。
その男が絶命していることを確認した工藤は、遺体を車のトランクに入れて立ち去ってしまう。紆余曲折を経て母の葬儀が行われる斎場へ辿り着くと、男の遺体を母の棺桶に入れて一緒に焼こうと試みる。その時、スマホに「おまえは人を殺した。知っているぞ」というメッセージが入り、腰を抜かすほど驚く工藤。メッセージの送り主は、綾野扮する県警本部の監察官・矢崎。彼もまた、ある男が行方不明になり、死んでいたことが分かり動揺していた。その裏には、決して周囲に知られてはいけない秘密が隠されていた……。
撮影は今年1~2月に行われ、さらに年末にも実施する。完成は23年3月を予定しており、全国での公開は5月19日。
岡田、綾野、藤井監督のコメント全文は、以下の通り。
藤井監督とスタッフ、そして綾野剛さんと過ごした撮影期間は、ものづくりの情熱に震える最高の時間でした。
綾野剛さんに追い詰められていく人物を演じるのは、今までの映画人生の中で一番エネルギーを使いました。
日本映画界の希望、藤井監督が織りなす最後まで加速するストーリーを是非ご覧いただきたいです。
藤井組の新たな作品に参加出来たこと、その撮影の日々は本当に幸せでした。藤井さんはカメレオン監督。常にジャンルレスであって、挑戦への熱量を絶やさない。まだ見たことのない、見せたことのない役の生き方を探求し提示し一緒に走ってくださいます。僕の知らない僕をいつも見つけてくれる無二の監督です。
そしてひとつの目標であった岡田准一さんとの共演。対峙し続ける関係ですが、僕のその想いが溢れてしまわないか、調整に苦労しました。ずっと見ていたくなる。これは役の矢崎にも通ずる良い影響をもたらしてくれました。
嵐のように変化を恐れないこの組の熱意は、総合芸術である事の大切さをいつも更新させてくれます。
ただひたすらかっこいいチームに乗せられて、志高き各部署のスタッフと共に最後まで生き切りました。是非劇場で目撃ください。
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