「ブラックパンサー」続編が描く“悲しみ” 乗り越えた先にある希望と喜びとは?
2022年11月12日 17:00

ワカンダの国王、そしてブラックパンサーというヒーロー、ふたつの顔を持つティ・チャラの活躍が描かれた「ブラックパンサー」(2018)。続編に大きな注目が集まっていた2020年、主役のチャドウィック・ボーズマンさんが病のため逝去した。制作陣やキャストは彼の意志を受け継ぎ続編を制作することを決め、最新作「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」が11月11日から公開された。

1作目の「ブラックパンサー」をはじめ、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」や「エターナルズ」を手掛け、本作でもプロデューサーを担当するネイト・ムーアは、ボーズマンさんのレガシーを受け継いで制作された最新作について「この映画は、まさに悲しみの段階を描いている。シュリ(ティ・チャラの妹)はファンにとってアクセスポイントのキャラクターなんだ」と語っている。
突然の訃報に世界中のファンが悲しむ中、監督引退も考えたという彼の友人でもあったライアン・クーグラー監督や、妹役として深い絆を結んでいたレティーシャ・ライトもまた、悲しみに包まれていた。
しかし、ムーアは「彼の死が突然だったため、多くのファンはまだ嘆き悲しんだり、その悲しみを乗り越える機会がなかったと思う。だから、このストーリーを語ることが重要だった。なぜなら、映画館でカタルシスを味わうことで、まだ悲しみを処理しきれていない人たちが、悲しみを処理することができるからだよ」と、シュリをはじめ、登場人物と同じ“悲しみ”を分かち合うことができるという。

そして、悲しみの先に描かれる物語は「明日への期待に胸を膨らませることができるんだ。結末をネタバレしないように話すと、希望と喜びに満ちたものになるように意図している」と、前向きなストーリーへと向かっていくことを示唆。「悲しみを乗り越えたあとにはコロナ禍やロックダウン、そして個人的に、あるいは世界的に多くの人が直面した喪失感など、僕たちは歴史の中でかなりトラウマ的な瞬間を経験したと思う。でも、それで終わりというわけではない。成長し、再生する時期が再び訪れ、僕たち全員がそこに到達できることを願っている。この映画で、それを少しでもセレブレートすることができればいいなと思うよ」と、本作に込めた願いを明かしている。

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