ティム・バートン監督、ディズニーとの決別を宣言
2022年10月27日 11:00

奇才ティム・バートン監督がウォルト・ディズニーとの決別を宣言したと、米Deadlineが報じている。
仏リヨンで行われたリュミエール映画祭で、功労賞にあたるリュミエール賞を授与されたバートン監督は会見に登壇。これまでのキャリアについて語ったが、そのなかでディズニーとは2度と仕事をしない意向であることを明らかにした。
バートン監督といえば、ディズニーのアニメーターとしてキャリアをスタートさせ、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「エド・ウッド」「アリス・イン・ワンダーランド」などのヒット作を生みだしている。だが、2019年公開の実写映画版「ダンボ」での苦い経験がトラウマになっているという。
「ディズニーでキャリアをスタートさせた。あそこで何度か雇われてはクビになっている。だが、『ダンボ』がきっかけで、ディズニーでの日々が終わったと悟った。私こそがダンボで、おそろしく大きなサーカスで働かされているんだと気付かされた。あの映画は、ある意味において自伝なんだよ」
「かつては多彩な作品を生み出していたディズニーも、様変わりしてしまった」と、バートン監督は言う。「均一化され統合されてしまったので、いまでは異なる作品を受け入れる余地がなくなってしまっている」
さらに、マーベル映画に興味があるかと聞かれると、「私にはひとつのユニバースで十分だ。マルチバースなんて対応できない」と返答している。バートン監督は現在、「アダムス・ファミリー」のスピンオフ「ウェンズデー」の制作真っただ中。同作はNetflixで世界配信される予定だ。
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