「スター・トレック4」は宇宙版「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」になるはずだった?
2022年10月20日 11:00

Amazon Prime Videoで世界的な大ヒットとなっている「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」の企画・制作総指揮を手がけた脚本家コンビ、パトリック・マッケイとJ・D・ペインが、実現に至らなかった幻の「スター・トレック」の詳細について明らかにした。
マッケイとペインといえば、J・J・エイブラムス監督からのオファーを受け、シリーズ第3弾「スター・トレック BEYOND」の続編「スター・トレック4(仮題)」の脚本を執筆。「ジェシカ・ジョーンズ」や「ゲーム・オブ・スローンズ」の演出家S・J・クラークソンがメガホンをとる予定だった同作は、クリス・パイン演じるカークがタイムトラベルにより父ジョージ(クリス・ヘムズワース)と出会うストーリーになると言われていたが、米パラマウント・ピクチャーズがパイン、ヘムズワースとの出演交渉でギャラの折り合いがつかずに交渉が決裂してしまった。
その後、クエンティン・タランティーノ監督のアイデアをもとにマーク・L・スミス(「レヴェナント 蘇えりし者」)が執筆したものや、「FARGO ファーゴ」のクリエイター、ノア・ホーリーが企画したもの、さらに「ワンダヴィジョン」のマット・シャックマンが監督を務め、脚本をリンジー・ビアとジェニーバ・ロバートソン=ドウォレットが執筆したバージョンが存在するが、いずれも実現には至っていない。
マッケイとペインは、エイブラムスの後ろ盾もあって、超大作「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」の企画・制作総指揮に就任。同作をヒットに導いている。ふたりはこのほど、米エスクワイア誌の取材で、幻の「スター・トレック」企画について初めて口を開いた。
マッケイは、「実は映画版『スター・トレック』については数本の脚本を執筆しているんだ。あなたが質問している映画はシリーズ第4弾となる作品で、クリス・ヘムズワースとクリス・パインが再共演するものだ。『スター・トレック』の物語世界において、ふたりは宇宙的な奇遇によって、同い年という設定だった。父子の壮大な宇宙の冒険物語となる予定で、宇宙版『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』になるはずだった。僕らは心からワクワクしていたよ。ただ、結果的にあの企画は頓挫し、僕らにとってはとても辛い経験にもなった。あの映画を作りたかったよ」と吐露している。
ふたりは現在、「ロード・オブ・ザ・リング 力の指輪」シーズン2の制作中である。
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