藤ヶ谷太輔「そして僕は途方に暮れる」人間関係から逃げまくる主人公をとらえた予告編&本ポスター披露
2022年10月10日 07:00
「Kis-My-Ft2」の藤ヶ谷太輔が主演する「そして僕は途方に暮れる」の予告編(https://youtu.be/Qoj9eUChLX0)と本ポスターが披露された。同作は、第35回東京国際映画祭(10月24日~11月2日開催予定)ガラ・セレクション部門に正式出品されることが決定している。
本作は、藤ヶ谷が主演し、映画「愛の渦」「娼年」などを手掛けた三浦大輔が作・演出を担った舞台を映画化。藤ヶ谷演じる主人公の平凡なフリーター・菅原裕一がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族と、あらゆる人間関係を断ち切っていく様を描く。6年ぶりに映画主演を務めた藤ヶ谷は、心身を削って撮影に挑み、俳優として新たな魅力を放つ。
藤ヶ谷扮する裕一と5年間同棲している彼女・里美役を前田敦子、親友・伸二役を中尾明慶が舞台と同じ役柄で続投されたほか、新キャストとして裕一の父・浩二役で豊川悦司、母・智子役で原田美枝子が出演。さらに姉・香役で香里奈、バイト先の先輩・田村役で毎熊克哉、大学の後輩・加藤役で野村周平が集結した。エンディング曲には1984年に大ヒットした大澤誉志幸の楽曲「そして僕は途方に暮れる」が起用され、大澤本人が本作のために新アレンジで歌唱する。
予告編では、“自堕落なフリーター”の裕一が、あらゆる人間関係から逃げて、逃げて、逃げまくる姿が描かれる。ある日、裕一は、同棲中の里美との些細な言い争いをきっかけに家を飛び出してしまう。親友・伸二、先輩・田村、姉・香の家を転々と渡り歩くが、つまらないことでバツが悪くなるとすぐさま逃げ出す始末。裕一は、ついに故郷の北海道・苫小牧の実家へ辿り着くが、母・智子とも気まずくなり、家を出る。行き場を無くし、雪降る街で途方に暮れる裕一の目の前に偶然現れたのは、10年前に家族から逃げていった父・浩二だった。スマホの電源を切って、人間関係を断ち切った裕一が行き着く先は天国か地獄か、結末が気になる映像となっている。
ポスターのビジュアルには、藤ヶ谷が「リハーサルを含めると100回以上はやった」と明かした本作を象徴するシーンが使われ、夜の街に佇む裕一の何気ない表情が切り取られている。
「そして僕は途方に暮れる」は、23年1月13日に東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。