新「クローバーフィールド」にババク・アンバリ監督
2022年10月4日 21:00

米パラマウント・ピクチャーズとJ・J・エイブラムス率いるバッド・ロボットが製作する「クローバーフィールド」シリーズの新作に、ババク・アンバリ監督が起用された。
米Deadlineによれば、新「クローバーフィールド」はジョー・バートン(「静かなる侵蝕」「Giri/Haji」)が脚本を手がけ、エイブラムス、ハナ・ミンゲラ、ジョン・コーエンがプロデュースする。プロットの詳細は不明で、新作が続編になるのか、「クローバーフィールド」ユニバースのうちの1作となるのか明らかになっていない。
エイブラムス製作、マット・リーブス監督(「THE BATMAN ザ・バットマン」)の2008年の第1作「クローバーフィールド HAKAISHA」は、正体不明の何者かに襲われたニューヨークの壮絶な一夜を、現場に居合わせた人物の視点から、ハンディカムで撮影されたドキュメンタリータッチで描いたモンスターパニック映画。ファウンド・フッテージ(発見されたビデオカメラ等に残された映像)形式で全編が構成されたストーリーテリング手法と、公開日まで詳細な内容を明らかにせず、真偽不明のプロモーション映像をインターネットで小出しにして映画ファンの関心を煽る宣伝戦略が話題となった。製作費2500万ドルの低予算ながら公開3日間で4100万ドルを稼ぎ出し、全米ボックスオフィス首位デビュー。世界累計興行収入では1億7200万ドルに達するメガヒットを記録した。
エイブラムスはその後、16年に「10クローバーフィールド・レーン」(ダン・トラクテンバーグ監督)、18年に「クローバーフィールド・パラドックス」(ジュリアス・オナー監督)と、ジャンルやストーリーは異なるものの、同じ世界を共有する続編2作をプロデュースした。しかし、後者が批評家の酷評を受けて劇場公開を断念し、Netflixに売却されるという結果に終わったことから、フランチャイズ継続の可能性は低いとみられていた。
アンバリ監督は、長編デビュー作となった16年のホラー「アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物」で英国アカデミー賞新人監督賞を受賞。19年の監督第2作「ワウンズ:呪われたメッセージ」(アーミー・ハマー&ザジー・ビーツ主演)はサンダンス映画祭、カンヌ国際映画祭監督週間に選出された。新作「アイ・ケイム・バイ」(ジョージ・マッケイ主演)はNetflixで今年8月31日から配信され、最初の1週間で3000万人超が視聴した。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
KILL 超覚醒
【面白すぎてヤバい映画】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“超刺激作”
提供:松竹
ズートピア2
【質問:すみません、今年の冬、どの映画を観たらいいですか?】答え:私は「ズートピア2」を絶対に観ますね!!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ