松岡茉優、令和版極道の女を好演「私も憧れてしまう」 「ヘルドッグス」新場面写真
2022年8月25日 18:00
岡田と原田監督が「関ヶ原」「燃えよ剣」に続き3度目のタッグを組んだ本作は、深町秋生氏の小説「ヘルドッグス 地獄の犬たち」(角川文庫/KADOKAWA刊)を映像化。岡田は正義も感情も捨て、腕っぷしひとつで関東最大のヤクザ組織「東鞘会」に潜入し、のし上がる元警察官・兼高昭吾を演じ、坂口健太郎、松岡、MIYAVI、北村一輝、大竹しのぶらが共演している。
松岡が演じた恵美裏は、東鞘会・神津組のボスであり、兼高、室岡の狂犬コンビの親父(オヤジ)でもある土岐(北村一輝)の愛人。土岐のことを“パパ”と呼び、愛嬌のある一面も覗かせながら、どんな鍵でも解錠できる“鍵師”の家系出身で、裏社会に独自のパイプを持つミステリアスな女性だ。背中には鳳凰のタトゥーを持ち、時には東鞘会に与する屈強な猛者たちすら一言で嗜める肝っ玉の座った姉御肌で、公私ともに土岐の支えになっている。
その一方で欲望に忠実、刺激が大好きな彼女は土岐の部下である兼高とも道ならぬ関係に。ヤクザという男社会の中で、決して守られるだけじゃない力強さと妖艶な魅力を併せ持つ魅力的なキャラクターだ。
松岡は恵美裏という役柄について「頭が良くて魅力的で、私も憧れてしまう」とコメントしており、初共演となった北村について「とても優しくして下さって、たくさん助けていただきました」と感謝する。原田組に初参加となった松岡は、実はクランクイン前に現場に見学に行っていたそう。「監督の真後ろで見学させていただきました。『このアングルはね、こう言うことなんだよ』とか『こうやって撮っていくよ』っていうのを細かく教えてくださったんです」と明かしており、安心して撮影に臨めたようだ。
「ヘルドッグス」は9月16日から全国公開。