カップルの結婚前夜&離婚前夜を描くミュージカルが映画化 「トゥモロー・モーニング」12月公開
2022年8月18日 08:00
ロンドンで注目を集めたミュージカルを映画化した「Tomorrow Morning(原題)」が、「トゥモロー・モーニング」の邦題で、12月に全国公開されることが決定。あわせて、ティザービジュアルもお披露目された。
ローレンス・マーク・ワイスが脚本・作詞・作曲を手がけたオリジナルミュージカル「トゥモロー・モーニング」は、1組のカップルを、結婚前夜と離婚前夜、過去と現在の2つの時間軸で追った物語。2006年にロンドンのウエストエンドで初演後、ニューヨークのオフ・ブロードウェイなど各国で上演された。日本では、13年、シアタークリエにおいて、石井一孝、島田歌穂、田代万里生、新妻聖子という実力派キャストにより上演されている。
ロンドンのテムズ川沿いに暮らす、画家のキャサリンとコピーライターのビル夫妻。仕事も成功し、可愛い息子にも恵まれ、理想的な幸せを手にしたはずのふたりは、いつの間にか心がすれ違い離婚を決意していた。そして、離婚前夜。ふたりは出会った頃の、結婚前夜の記憶を辿りはじめる。
本作では、世界最高峰のミュージカル・スターが競演。舞台「アナと雪の女王」のエルサ役、舞台版&映画版「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役でも知られるミュージカル界のビッグ・スター、サマンサ・バークスが出演。そして、「レ・ミゼラブル」でトニー賞ミュージカル主演男優賞にノミネートされ、ブロードウェイ・ワールド ミュージカル主演男優賞を受賞し、「オペラ座の怪人」「ミス・サイゴン」といったミュージカルで主演を務めてきたラミン・カリムルーが、心に響くエネルギッシュなナンバーを熱唱している。監督は、バークスとカリムルーが日本で競演した「CHESS THE MUSICAL(チェス)」の演出・振付家ニック・ウィンストンが務めている。
日本公開決定を記念し、カリムルーのメッセージも到着。「映画『トゥモロー・モーニング』が日本で公開されることに、興奮しています。サマンサ・バークス、そしてニック・ウィンストン監督との撮影は、特別な時間でした。撮影中は家族のようで、全員が情熱を注いでいました。音楽も素晴らしく、日本の皆さんが映画を観て音楽を聴いてくれることを、とても楽しみにしています」とコメントを寄せている。
「トゥモロー・モーニング」は、12月にYEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国公開。