ブライス・ダラス・ハワード、男女俳優の賃金格差を告白 クリス・プラットには感謝の念
2022年8月18日 12:00

「ジュラシック・ワールド」シリーズでクレア役を演じるブライス・ダラス・ハワードが、共演者のクリス・プラットよりもかなり少ないギャラで出演していることを告白した。
ハワードは、「ジュラシック・パーク」シリーズの新作として製作された「ジュラシック・ワールド」(2015)に、プラットとともに初出演。その後、「ジュラシック・ワールド 炎の王国」(18)、「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」(22)でも共演している。
「ジュラシック・ワールド 炎の王国」の公開時、#MeToo運動をきっかけにハリウッドの男女格差に注目が集まっていたことから、プラットとハワードの出演料に200万ドルもの差があると各メディアが報じた(プラットの出演料は800万ドルと報じられていた)。
このとき沈黙を守っていたハワードだが、このほど米Insiderの取材で「あの報道は興味深かった」と明言。「なぜかと言うと、私の出演料は報じられている額よりもずっと少なかったから。ぜんぜん少なかった」
だが、ハワードは製作陣や共演者を批判しない。「『ジュラシック ・ワールド』の出演交渉を始めたのは2014年で、当時の世界はまるで違っていて、私はとても不利な状況にあった。おまけに3本分の契約をしなければならなかったので、条件は決まってしまっていたの」
男女のギャラ格差がハリウッドで問題化されるなか、ハワードに救いの手を差し伸べたのは、他ならぬプラットだったという。
「(『ジュラシック・ワールド』の)ゲームやアトラクションなど、まだ交渉が済んでいないものに関して、時計の針を動かす機会があるたびに、クリスは『君は何もしなくていい。交渉はすべて僕がやる。僕らが同じ額を受け取るようにする。このことについてはいっさい考えなくていいよ、ブライス』と言ってくれた。彼のことを、私は心から愛している。だって、彼のおかげで私は映画の出演料よりも、こうしたものからずっとたくさんの報酬を得ることができたから」
なお、「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」で「ジュラシック・ワールド」シリーズは完結したが、プロデューサーのフランク・マーシャルは「ジュラシック」シリーズの継続の可能性を模索していると発言している。
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