「グレイズ・アナトミー」エレン・ポンピオ、Hulu新ドラマに主演
2022年8月14日 22:00
米ABCの大ヒット医療ドラマ「グレイズ・アナトミー」のメレディス役で知られるエレン・ポンピオが、リアル「エスター」(2009)だと全米で注目を集めた事件をもとにしたHuluの新ドラマに主演することがわかった。
まるで映画のようなこの事件について説明すると、2019年9月、クリスティン・バーネットと元夫マイケル・バーネットが13年に養子ナタリア・グレイスを米インディアナ州のアパートに残し、カナダに逃亡した育児放棄の容疑で逮捕された。元夫妻は10年に当時6歳だというウクライナ出身の孤児で小人症のナタリアと養子縁組したが、実は彼女が子どもを装ったソシオパスの成人女性だったと主張。その後、ナタリアは精神疾患を抱えた20代の女性であることがわかり、クリスティンとマイケルへの告訴のほとんどは棄却されたが、ナタリアは2人の主張を認めなかった。
米Deadlineによれば、タイトル未定の新ドラマは8話構成のリミテッドシリーズで、ポンピオが養子縁組した母親役を演じるほか制作総指揮も務める。ケイティ・ロビンス(「アフェア 情事の行方」)が企画、脚本を手がけ、エリン・レビ(「MAD MEN マッドメン」)がショーランナーを務める。
ポンピオは、引き続き「グレイズ・アナトミー」シーズン19にも主演するが、出演シーンはこれまでより少なくなるようだ。なお、ホラー映画「エスター」は、プリクエルとなる新作「オーファン ファースト・キル(原題)」(イザベル・ファーマン主演)が8月19日から全米公開される。