「女神の継承」スピンオフ企画「The MINK」が進行中だった! 「哭声」スペシャル上映も決定
2022年8月6日 11:00
「チェイサー(2008)」「哭声 コクソン」のナ・ホンジンが原案・プロデュースを担う衝撃作「女神の継承」(公開中/R18+指定)のスピンオフ企画が進行していることがわかった。
「女神の継承」の企画はナ・ホンジン監督が「哭声」の続編として、同作に登場する祈祷師・イルグァン(ファン・ジョンミン)の物語を思いついたことからスタート。その構想はタイの祈祷師をモチーフに本作へと受け継がれ、“「哭声」のアナザーバージョン”ともいえる物語が完成した。興行通信社発表のミニシアターランキングでは、第1位(7月30~31日)を獲得している。
7月29日に封切りを迎えた「女神の継承」。このほど公開に合わせる形で、原案・プロデュースのナ・ホンジン、来日中だった監督のバンジョン・ピサンタナクーンのオンライン対談が実現した。
ピサンタナクーン監督は、ナ・ホンジンについて「感動したのは、わたしのことをとても尊重し、応援してくださったことです。製作中、勇気づけ、後押ししてくださいました。本作の魅力を引き出すためにアドバイスをくれて、今回はたくさんのことを学ばせていただきました。なので、(ナ・ホンジンのことを)わたしの先生、師匠と呼びたいと思います」とコメント。ナ・ホンジンは照れながら「そんなことないです」と謙遜したあと、日本語で「バンジョンさん、やめて(笑)!」と切り返していた。
今後の仕事について聞かれると、ナ・ホンジンは「実は“The Mink”という、本作のスピンオフ企画をバンジョン監督と一緒に準備しています。なので、この作品をより楽しんでいただくためにも『女神の継承』をぜひ映画館で、たくさん観てもらいたいです」とサプライズ発表。なお、タイトルは「女神の継承」のヒロインの名前“ミン(Mink)”と共通している。
また、「女神の継承」大ヒットを記念して、東京・グランドシネマサンシャイン 池袋では、8月15~18日に、本作の起源である「哭声 コクソン」のスペシャル上映が決定(1日1回の上映を予定)。「女神の継承」と2本をハシゴすることも可能になる上映スケジュールを予定している。
ナ・ホンジンのコメント全文は、以下の通り。
実は“The MINK”という、本作のスピンオフ企画をバンジョン監督と一緒に準備しています。なので、この作品をより楽しんでいただくためにも『女神の継承』をぜひ映画館でたくさん観てもらいたいです。
バンジョン(・ピサンタナクーン)監督と一緒につくった『女神の継承』。パンデミック状況にも関わらず、それに屈せずに、映画館で上映される良い作品を作るという強い意思を持ち、製作しました。ジャンルはホラーであり、オカルトですが、こういったジャンルの本拠地は日本だと思っています。日本の皆さんにぜひ『女神の継承』を観てほしいと思ってますし、日本の皆さんがどのような感想を抱くのか、とても気になります。最善を尽くし、懸命に製作した作品なので、たくさん応援していただきたいですし、たくさん観ていただければと思います。
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