「関ジャニ∞」安田章大、7年ぶりの映画出演! 「嘘八百 なにわ夢の陣」で“カリスマ波動アーティスト”TAIKOH役
2022年7月11日 08:00

「関ジャニ∞」の安田章大が、中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務めるシリーズ第3弾「嘘八百 なにわ夢の陣」で、「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」(2016)以来7年ぶりに映画出演を果たすことがわかった。“波動アーティスト”として、神秘的な舞のような動きで大きなキャンバスに絵を描き、カリスマ的な人気を誇るTAIKOHを演じる。
中井が大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫、佐々木がうだつの上がらない陶芸家・野田佐輔を演じ、お宝をめぐる騒動を描くコメディ「嘘八百」シリーズ。第1弾「嘘八百」(18)では、国宝級の千利休の茶器をめぐり、強欲な人間たちの化かし合いが二転三転し、思いがけない結末が話題を呼んだ。続く第2弾「嘘八百 京町ロワイヤル」(20)では、ヒロインに広末涼子を迎え、京都を舞台に恋の火花を散らしながら、古田織部の茶器をかけた勝負が繰り広げられた。
第3弾でも、ドラマ「全裸監督」で知られる武正晴が監督、ドラマ「失恋めし」の今井雅子と、2023年度後期のNHK連続テレビ小説「ブギウギ」が控える足立紳のコンビが脚本を担い、シリーズおなじみの製作陣が続投。かつて豊臣秀吉の出世を後押ししたと言われる7つの縁起物「秀吉七品(しちしな)」のひとつ、“鳳凰”と呼ばれる1億円級のお宝をめぐり、再び騙し合いが勃発する。
小池と野田の“骨董コンビ”を翻ろうするTAIKOH役の安田は、「シリーズ1と2で既に“出来上がっている”作品に出演させていただき、幸せで光栄です」と喜びを語る。さらに、「監督との最初の打ち合わせで、『普段自分で絵を描く時は、感じたものが降りてきた瞬間に描きます』と話したのですが、その着想を脚本に入れてくださったのか、TAIKOHと自分は似ていると思う部分もありました」と、役との共通点を明かした。
本シリーズのプロデューサーを務める東映ビデオの佐藤現氏は、「安田章大さんの創り手(つくりて)、表現者としての情熱的で真摯な眼差しが、今作に登場する孤高のアーティスト・TAIKOHのイメージにぴったりと重なり、ご出演をお願いしました。武監督の演出との化学反応により、こちらの想像を越えたゾクゾクするほど魅力的なTAIKOH像を生み出していただきました」と、賛辞をおくった。
本作の題材である「秀吉七品(しちしな)」とは、懐で温めた信長の草履、戦で顔につけた面頬(めんぼお)、獅子の飾りをつけた兜、桐の文様の軍配団扇、有馬温泉の湯殿の瓦、黄金の風炉、鳳凰の銘がついた茶碗の7つ。なかでも“鳳凰”と呼ばれる茶碗は、「鳳凰を宿して光輝くうつわ」という記録しかない、幻のお宝だ。
「嘘八百 なにわ夢の陣」は、23年1月に全国で公開される。安田のコメント(全文)は、以下の通り。
シリーズ1と2で既に“出来上がっている”作品に出演させていただき、幸せで光栄です。TAIKOHは「波動アーティスト」ですが、繊細な部分を持ち、それを自己表現している人物です。その内面の繊細さにより、「ちょっとよく分からない人」「変わっている人」として扱われたくないなと意識していました。
監督との最初の打ち合わせで、「普段自分で絵を描く時は、感じたものが降りてきた瞬間に描きます」と話したのですが、その着想を脚本に入れてくださったのか、TAIKOHと自分は似ていると思う部分もありました。ですが、僕はTAIKOHのように、ミステリアスで独特な空気をまとっている人間ではなく、ただただネアカなタイプなので(笑)、そこは自分との違いが大きかったかもしれません。
中井さんや佐々木さんやその他ベテランのキャストの皆さんと共演させていただき、とても贅沢でした!
皆さんのその場で対応できるお芝居の技量、表現力、表情、言葉の言い回し、語尾の落とし方、ブレスなど、すぐに真似できることではありませんが、一緒に芝居をさせていただくことで少しずつ自分に経験値がたまっていく感覚がありました。「現場で学ぶことが全てなんだ」とジャニーさんがおっしゃっていましたが、それが財産だと改めて感じました。「嘘八百 なにわ夢の陣」、是非見てください!
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