舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」開幕! “ハリー役”藤原竜也&石丸幹二&向井理コメント、舞台写真披露
2022年7月8日 20:00
世界中で大ヒットした舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」のアジア初となる東京公演が、7月8日に開幕した。舞台写真とともに、ハリー・ポッターをトリプルキャストで演じた藤原竜也、石丸幹二、向井理のコメントが発表された。
「ハリー・ポッターと呪いの子」は、ハリー、ロン、ハーマイオニーが魔法界を救ってから19年後が舞台。「ハリー・ポッター」シリーズの原作者であるJ・K・ローリングが、ジョン・ティファニー、ジャック・ソーンとともに、原作シリーズに続く8番目の物語を、舞台のために書き下ろした。3人の子を持つ父となったハリーの冒険が描かれる。2016年の英ロンドンでの初演以降、世界6都市で上演。観客自身が「ハリー・ポッター」の世界に入り込み、目の前で“魔法”を体感できると、人気を集めた。初日を迎えて、ハリー役の藤原、石丸、向井は、次のようにコメントを寄せている。
世界トップクラスのスタッフに囲まれて約3カ月稽古してきましたが、僕の演劇史上、最も困難な日々でした。アジア初、そしてゼロから壮大なハリー・ポッターの世界を創る(つくる)ということが、いかに大変な作業なのかと痛感しました。初日に先立って行われたプレビュー公演は、日本人には馴染みがないほど長期でしたが、プレビュー公演を通して芝居の解釈がより深まり、余計なものをそぎ落とせたことで、いい舞台が出来上がっていると思います。もう恐れるものはない、というくらい稽古しましたので、胸を張ってお客さんにハリー・ポッターの世界を届けられると思います。現実を忘れた劇場での体験を、どうぞお楽しみください。
ニューヨークで観劇したのは2年半前。1年を超えるオーディションを経て、稽古にたどり着いた。「ようやく」という安堵と期待で胸を高鳴らせたのも束の間、システマティックに、ハードに僕らを導いてくれる海外スタッフの温かな指導を受け、3カ月が流れるように過ぎた。演劇の稽古としては異例の長さをかけ、丁寧に作り込んだ舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」。僕らの熱意と愛情の産物だ。父親になったハリーの新たな試練、そして父と息子の絆の形成――劇場で見守ってください。
3カ月の稽古を経て、ついに「ハリー・ポッターと呪いの子」が幕を開けます。インターナショナルチームや日本のスタッフ、キャストが一丸となり積み重ねて参りました。そして世界各地で様々な賞を獲得しているこの舞台は、アジアでは初となります。さらに、日々の稽古の中でも常に進化しています。観客の皆様を一気に魔法の世界に誘い、目の前で本当に繰り広げられる魔法の数々。今まで見たことのない作品を、是非ご覧ください。
“魔法”を生み出すのは、21年12月から半年かけて大規模改修工事を行い、「ハリー・ポッターシアター」として新しく生まれ変わった劇場、半年以上前から来日して準備してきた世界最高峰のクリエイティブスタッフ、そして厳しいオーディションを勝ち抜き、3カ月にわたる稽古を続けてきたキャストたち。開幕公演に先立ち行われたレッドカーペットセレモニーでは、石丸と向井に続き、綾瀬はるか、鈴木亮平、井上尚弥、市村正親、鹿賀丈史ら著名人が登場した。
事前のプレビュー公演には、北大路欣也と、本作でルード・バグマンの声を務める吉田鋼太郎が参加。北大路は「幕が開いてすぐに別世界に引き込まれました。装置も照明も演出も、裏方のスタッフさんも、そして役者のみなさんも、全員で作り上げている魔法の世界を心ゆくまで楽しませていただきました。今この舞台を見ないと絶対に損すると思います」と絶賛。吉田は「63歳のわたしが、少年に戻った気持ちで見ることができました。大掛かりな仕掛けやアクション。そのテンションに演技がついてこないと安っぽく見えてしまうのですが、この舞台は役者の芝居もすばらしい。3時間半驚きの連続で、口が開きっぱなしでした」と感想を明かした。
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」は、東京・TBS赤坂ACTシアターで、無期限ロングランで上演予定(藤原の出演は9月末まで)。上演時間は、休憩込みで3時間40分。公演チケットは、年内の全258公演のうち、すでに29万2000枚が購入されており、公演直前に席数限定で発売される「ゴールデン・スニッチチケット」のみの取り扱いとなっている。23年1~5月の公演チケットは、7月28日まで先行販売中で、7月30日午前10時から一般発売が開始。チケットを購入できるのは、TBSチケット(https://tickets.tbs.co.jp/harrypotteronstage/)とホリプロステージ(https://harrypotter.horipro-stage.jp/)のみとなる(どちらも事前に会員登録が必要)。
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