トニー・レオン、60歳の誕生日! ウォン・カーウァイ監督作4K上映のポスター披露 「恋する惑星」「ブエノスアイレス」ほか場面写真も追加公開
2022年6月27日 08:00

香港の名匠ウォン・カーウァイの監督作「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」「花様年華」「2046」の4Kレストア版を上映する「WKW 4K」のポスターが披露された。本日6月27日にウォン監督の盟友で、作品に数多く出演するトニー・レオンが60歳の誕生日を迎えたことから、各作品の場面写真も追加公開された。
ウォン監督が自らの手で過去作を4Kレストアする本プロジェクトは、第53回カンヌ国際映画祭でトニーが主演男優賞を獲得し、ウォン監督の代表作となった「花様年華」の製作20周年を記念して実施されたもの。ウォン監督は「単なる焼き直しではなく、新たに生まれ変わった作品」と語っており、画面サイズ、色味など多くの箇所が修正されている。

日本では5作品が上映され、香港の重慶マンション周辺を舞台に2人の警官の失恋とすれ違う恋模様を描く「恋する惑星」、香港のネオン街で織りなされる男女5人の恋と青春を紡ぐ群像劇「天使の涙」、レスリー・チャンとトニーが傷つけ合いながらも愛し合う恋人同士を演じた「ブエノスアイレス」、トニーとマギー・チャンが互いに伴侶を持つ身でありながら惹かれ合う男女を演じた「花様年華」、トニー、チャン・ツィイーなどアジアの人気スターが多数出演したSFラブストーリー「2046」がラインナップされた。

日本オリジナルデザインのポスターは全3種で、数多くの映画関連デザインを手掛ける成瀬慧氏と中野香氏が担当した。メインポスターは、白地に各作品の印象的な場面写真を配置したもの。サブポスターは“トニー・レオンver.”と“フェイ・ウォン ver.”があり、「恋する惑星」のシーンからインスピレーションを得て作られた。
成瀬氏と中野氏は、「メインとなるポスタービジュアルは『花様年華』のスチールをメインに、ドラマが動き出す《時》を演出し、各作品のビジュアルにつなげていくイメージです」とデザインの意図を明かす。そして「サブビジュアルに関しては、ウォン・カーウァイ作品はどのショットを切り取ってもキマッているのですが、さらに色彩も多様で、監督の名前(漢字)までもかっこいい。これらの要素を余すところなく打ち出したい欲求が先立っていますが、ウォン・カーウァイ作品を鑑賞した後に、脳裏に残るイメージとして挑戦しました」と語っている。
「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」「花様年華」「2046」の4Kレストア版は8月19日から、シネマート新宿、グランドシネマサンシャイン池袋、立川シネマシティほか全国順次公開。各作品の詳細は以下の通り。




出演:トニー・レオン、コン・リー、フェイ・ウォン、木村拓哉、チャン・ツィイー、カリーナ・ラウ、チャン・チェン、ドン・ジェ、マギー・チャン
監督・脚本・製作:ウォン・カーウァイ
撮影:クリストファー・ドイル、ライ・イウファイ、クワン・プンリョン

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