「ジュラシック・ワールド」V2、「バズ・ライトイヤー」が2位【全米映画ランキング】
2022年6月21日 13:00
ユニバーサルの「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」が、6月第3週の週末全米ボックスオフィスの首位に再び君臨しました。チケット売上は前週に比べて60%近い急落で、興行収入は5860万ドルでした。批評家からは全体的にネガティブな評価を受けたものの、コリン・トレボロウ監督による恐竜スリラーは、これまでに2億4900万ドルを売り上げ、すでに今年4番目に収益性の高い作品となっています。
ウォルト・ディズニー・ブランドによる今年最初のファミリー向けアニメである「バズ・ライトイヤー」は、意外にも2位にランクされました。アニメーター、アンガス・マクレーンの監督デビュー作で、「アベンジャーズ エンド・ゲーム」のクリス・エバンスが宇宙飛行士バズ・ライトイヤーの声を演じていますが、「トイ・ストーリー」シリーズとしては比較的低調な成績となりました。5100万ドルの興行収入は、本作同様2億ドルの予算を投じた「トイ・ストーリー3」(2010年、オープニング興収1億1000万ドル)と「トイ・ストーリー4」(2019年、同1億2000万ドル)の記録の半分以下。主人公の文化的アイコンの普遍的イメージを刷新しても、共演相手のおもちゃがいないと、その分、収益にならないことが証明されたのです。
トップ10作品の下位5作品はすべて低調なパフォーマンスで、それぞれ100万ドル未満の売上高にとどまりました。この週末のトップ10に入った唯一の初公開作は、限定公開された「Brian and Charles」です。Focus Features配給のこの英国コメディは、ロボットを作る鬱屈した作家の話で、興収は19万ドルでした。
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