ポン・ジュノ監督新作にマーク・ラファロ、トニ・コレット
2022年5月28日 18:00

「パラサイト 半地下の家族」で世界中を席巻したポン・ジュノ監督による待望の新作映画に、マーク・ラファロ、トニ・コレット、ナオミ・アッキーが出演交渉中であることがわかった。米Deadlineが独占で報じている。
2月に刊行されたばかりのエドワード・アシュトンによるSF小説「Mickey7(原題)」を下敷きにしたタイトル未定の同作は、氷の惑星ニフルヘイムを植民地化しようとする人類によって、危険な偵察任務に送られる使い捨て要員のミッキー7を主人公にした物語。死ぬたびに過去の記憶を保持したまま新たに生まれ変わるミッキーは、6度の死を経て自身の存在理由、そして危険な任務に疑いを持ち始めるという、スリラーとSFの要素が融合したストーリーだ。
米ワーナー・ブラザース製作のもと、ポン監督が自ら脚本と監督を担当。自身の製作会社オフスクリーンを通じて、ブラッド・ピット率いるプランB、ケイト・ストリート・ピクチャー・カンパニーとともに製作も手がける。
「パラサイト 半地下の家族」(2019)でアカデミー賞作品賞、監督賞など4冠に輝いたポン監督は、次なる監督作を慎重に吟味する過程で出版前の「Mickey7(原題)」の原稿を読み、すぐに興味を持ったという。その後、ポン監督とワーナー幹部は、30代の人気俳優たちと多数面接を繰り返し、最終的にロバート・パティンソンが主演の座を射止めた。
今回、出演交渉の最終段階に入っていると報じられたアッキーは、「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」のジャナ役でブレイクしたのち、2012年に死去した歌手で女優のホイットニー・ヒューストンさんの伝記映画「I Wanna Dance With Somebody(原題)」の主役に抜てきされ話題を集めている。
一方、米HBO Maxのリミテッドシリーズ「The Staircase(原題)」での演技が絶賛されているコレットは、ギレルモ・デル・トロ監督の最新作「ナイトメア・アリー」でブラッドリー・クーパーと共演。Netflixオリジナル映画「アダム&アダム」でライアン・レイノルズ演じる主人公の父親役を好演したラファロは、8月17日からDisney+独占で日米同時配信されるマーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ「シー・ハルク ザ・アトーニー」で、ハルクことブルース・バナー役を再び演じる。
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