「バッド・ジーニアス」監督&ウォン・カーウァイがタッグ!「プアン 友だちと呼ばせて」8月公開
2022年5月12日 17:00

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」のナタウット・プーンピリヤが監督を務め、ウォン・カーウァイが製作総指揮を務めた映画「One For The Road(原題)」が、「プアン 友だちと呼ばせて」の邦題で、8月5日から公開されることが決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編が披露された。
タイで年間ランキング1位、アジア各国でタイ映画史上歴代興収1位を奪取し、世界中からリメイク権を熱望された「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」。プーンピリヤ監督の才能に惚れこんだカーウァイ監督が、自らプロデュースを熱望した作品が「プアン 友だちと呼ばせて」だ。サンダンス映画祭でプレミア上映され、ワールドシネマドラマティック部門で審査員特別賞に輝いている。
本作は、プーンピリア監督の半自伝的な物語となっており、若くして他界した実在の親友に捧げている作品でもある。邦題の「プアン」はタイ語で“友だち”という意味。余命宣告を受けた親友との友情が永遠に続くことに願いを込めた副題が添えられている。
NYでバーを経営する青年ボスのもとに、バンコクで暮らす友人のウードから数年ぶりに電話が入る。ガンで余命宣告を受けたので、帰ってきてほしいというのだ。バンコクに戻ったボスが頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、2人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさます。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけたウードを、ボスがオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずだった。だが、ウードがボスの過去も未来も書き換える“ある秘密”を打ち明ける。
予告編は、女性客といちゃつくボスのもとウードから電話がかかってくる場面からスタート。「ガンになったんだ」「タイに帰ってきてくれ」と言われ、バンコクへ戻ったボス。痩せて弱々しいウードに驚きながらも「元カノに返したいものがある」というウードの願いを聞き入れ、2人で旅に出ることになった。
道中、かつてのように酒を飲みかわし楽しい時間を共有する2人。しかし、ウードは血を吐き、気を失ってしまう。それでも旅は続き、病気を隠して元恋人たちに会おうとするウード。旅も終わりにさしかかった頃、ボスに対して「おまえにも返すものがあるんだ」と切り出す。「永遠の<友>(ルビ:プアン/タイ語で友だちの意味)でいたいから」という2人の思いとは裏腹に語られるウードの”秘密”、ボスの未来の行方が気になる仕上がりだ。
「プアン 友だちと呼ばせて」は、8月5日から新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国順次公開。
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