川和田恵真監督、師匠・是枝裕和監督からの手紙に感無量 主演・嵐莉菜は家族での舞台挨拶に笑顔
2022年5月7日 17:15

川和田恵真監督の商業映画デビュー作「マイスモールランド」の公開記念舞台挨拶が5月7日、東京・新宿ピカデリーで行われ、川和田監督と主演の嵐莉菜、共演の奥平大兼、アラシ・カーフィザデー、リリ・カーフィザデー、リオン・カーフィザデーが登壇した。
第72回ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門に出品され、アムネスティ国際映画賞スペシャルメンションが贈られた今作は、6日に全国32館で封切られた。幼い頃から日本で育ったクルド人の17歳の少女が、難民申請が不認定となり在留資格を失ったことで自身の居場所に葛藤する姿を描いた社会派作品だ。

2014年から是枝裕和監督率いる映像制作者集団「分福」に所属し、是枝監督作「三度目の殺人」で監督助手、西川監督作「すばらしき世界」でメイキングを担当するなど、多くの現場を経験してきた川和田監督は、「この日を選んで劇場にお運びいただき、ありがとうございます」と深々と頭を下げた。
この日は、サプライズで師匠・是枝監督から手紙が寄せられた。「この映画が難民問題を扱いながら、青春映画としても成立していることを僕はとても素晴らしいと思っていますが、それはあなたの“海図なき航海”という、まさに青春そのもののような映画作りという旅に同行してくれた2人(嵐莉菜と奥平大兼)がいてくれたからこそだと思います。その仲間たちと、今日は作品のお披露目を心から喜んでください。祝ってあげてください。明日からは、あなたにとって、このデビュー作が最大のライバルになります。強敵ですよ。また長い旅が始まります。頑張ってください」と綴られたメッセージが読み上げられると、感無量の面持ちで声を詰まらせていた。

今作が銀幕デビューとなった嵐は、家族役として共演した実の父、妹、弟との舞台挨拶に「本当に信じられない光景」と満面の笑み。さらに、「うちの家族にとって貴重な経験です」とはにかんでみせた。5月3日の誕生日で18歳となり、“新成人”としてのコメントを求められると「私の中で成人といえば20歳。しっくりこないですが、責任感を持って生活していきたい」と話した。
長女の横顔を見つめていた父のアラシさんは、「信じられない。娘でありながら、今日は赤い服を着ているので、赤の他人に見えてくる」とダジャレを披露し、嵐を閉口させていた。

(C)2022「マイスモールランド」製作委員会
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