「キャンディマン」ニア・ダコスタ監督、タナハシ・コーツ著「ウォーターダンサー」を映画化
2022年4月28日 22:00

アフリカ系アメリカ人作家タナハシ・コーツの2019年のベストセラー小説「ウォーターダンサー」が映画化されることがわかった。「キャンディマン」の監督で、「キャプテン・マーベル」の続編「ザ・マーベルズ」が来年公開を控えるニア・ダコスタがメガホンをとる。
コーツの長編デビュー小説「ウォーターダンサー」は、19世紀中頃の米バージニア州で、幼い頃に母を亡くした奴隷の青年ハイラムが、事故で川に転落するが不思議な力によって水死を免れ、自身が持っていたその力の意味を理解しようと模索する物語。タイム誌やワシントン・ポスト紙、シカゴ・トリビューン紙、ヴァニティ・フェア誌などで年間ベスト小説リストに選ばれ、米アップルのオプラ・ウィンフリーのブッククラブでも1冊目に選ばれた。
米Deadlineによれば、ダコスタ監督の新作は、コーツが脚色を手がけるとのこと。米MGM、ブラッド・ピットの製作会社プランB、コーツの製作会社メイシオ=リン、ウィンフリーの製作会社ハーポ・フィルムズがプロデュースする。
ダコスタ監督は、長編初メガホンをとったインディペンデント映画「リトル・ウッズ(原題)」(テッサ・トンプソン、リリー・ジェームズ主演)で注目を集め、「ゲット・アウト」のジョーダン・ピールがプロデュースするリメイク版「キャンディマン」(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世主演)の監督に抜てきされた。ダコスタ監督、ブリー・ラーソン主演の「ザ・マーベルズ」は現在ポストプロダクション中で、2023年2月17日全米公開が予定されている。
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