仏俳優、プロデューサーのジャック・ペランさん死去 「ニュー・シネマ・パラダイス」「オーシャンズ」など
2022年4月22日 13:00

写真:Bruno Barbey/Magnum Photos/アフロ
フランスの俳優で、映画プロデューサーのジャック・ペランさんが4月21日(現地時間)にパリで死去したと、AFPが報じた。80歳だった。
1957年、映画デビュー。1966年にビットリオ・デ・セータ監督作「半人前の男」、アンヘリノ・フォンス監督作「ラ・ブスカ」に主演し、ベネチア国際映画祭男優賞を受賞。日本でも公開された代表作はジャック・ドゥミ監督の「ロシュフォールの恋人たち」(67)、「ロバと王女」(70)など。ジュゼッペ・トルナトーレ監督作「ニュー・シネマ・パラダイス」(89)では、幼少期に「トト」と呼ばれていた、映画監督のサルヴァトーレを演じた。
プロデューサーとしても活躍し、自身の製作・出演作で、ギリシャの政治家暗殺事件をモデルにした小説の映画化「Z」(69)では、アカデミー最優秀外国映画賞、カンヌ映画祭審査員特別賞を受賞。そのほかドキュメンタリーの製作、監督も務め「WATARIDORI」(01)、「オーシャンズ」(09)などを発表し、高い評価を受けている。
(映画.com速報)