【全米映画ランキング】「ソニック」新作が首位!ゲーム原作映画で新記録 A24の話題作も好調
2022年4月15日 09:00

4月の2週目に公開されたパラマウントの「ソニック・ザ・ムービー ソニック vs ナックルズ」が首位デビュー。週末3日間で興収7100万ドルを記録し、2020年にパンデミックが始まる直前に公開された前作「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のオープニング興収を1200万ドルも上回るという驚くべき数字を記録しました。これは同時に、ゲームを原作とする映画として史上最大のオープニング興収を記録した歴史的瞬間でもあります。また、先週アメリカでは本作にドクター・ロボトニック役で出演したジム・キャリー(「イエスマン」)のインタビューが話題になりました。アカデミー賞の授賞式でウィル・スミスが平手打ちした数分後に平然と主演男優賞を授与し、スタンディングオベーションを贈ったハリウッドを「腰抜け」だとし、ウィルを暴行罪に問うべきだと主張したもので、多くのメディアに取り上げられました。
ソニーの「モービウス」は先週の公開時に驚くべき成功を収めましたが、2週目もなんとか2位をキープしています。全米で最も多くの映画館で上映されているにもかかわらず、その売上はわずか1000万ドルで、オープニングの週末から73%減少。なんとか生き残ったとはいえ、「モービウス」の落ち込みはスーパーヒーロー映画史上第2位で、かつて不評を買ったDCコミック原作の「スティール」(1997・日本未公開)に次ぐものでした。それでも、このスーパーヴィランが主役の映画は、4位のマイケル・ベイ監督(「トランスフォーマー 最後の騎士王」)の「アンビュランス」(870万ドル)よりも良い成績を記録しました。
最近の注目作はA24の「Everything Everywhere All at Once」。中国からの移民が宇宙を探索するコメディ・ファンタジー映画で、製作総指揮に「アベンジャーズ エンドゲーム」のルッソ兄弟を迎えた作品です。DCやマーベルの映画と比較するメディアもあるほどで、インディーズのスーパーヒーロー映画と言っても過言ではありません。批評家の間でも好評を博しており、限定公開から1250館に拡大し、600万ドルを売り上げ6位に浮上。上位10作品のなかでは、「ソニック」に次いで2番目に高いアベレージを記録しています。
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