「鋼の錬金術師」完結編、新田真剣佑演じるスカーの特別映像 山田涼介に「日本で一番綺麗です」と告白!?
2022年4月9日 07:00
実写映画「鋼の錬金術師」の完結編2部作で、原作の人気キャラクター・スカー(傷の男)を演じる新田真剣佑のインタビューとメイキングをおさめた特別映像(https://youtu.be/xX90Miq3ABw)が披露された。主演の山田涼介とともに作り上げたアクションシーンの撮影風景が切り取られている。
「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス刊)で2001年から連載され、全世界シリーズ累計発行部数8000万部を記録したダークファンタジー漫画「鋼の錬金術師」。錬金術が存在する世界を舞台に、死んだ母をよみがえらせるため、禁忌とされる人体錬成を行った兄弟エドワードとアルフォンスが、失った体を取り戻すために繰り広げる冒険を描いた。
そして新たに、17年の実写映画「鋼の錬金術師」に続く、原作の最終話までを描き切る完結編の前編「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」、後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」が連続公開される。“鋼の錬金術師”と呼ばれるエド役の山田をはじめ、本田翼、ディーン・フジオカ、蓮佛美沙子、本郷奏多ら前作キャストが続投するほか、新田、黒島結菜、渡邊圭祐、山田裕貴、山本耕史、栗山千明、舘ひろし、内野聖陽らが参戦。曽利文彦監督が、前作に続き再びメガホンをとった。
新田が演じるスカーは、額に十字傷、右腕に分解の錬成陣を刻み込んだ男。かつて国軍によって滅ぼされたイシュヴァールの民の復讐のために、全ての国家錬金術師の抹殺を誓い、連続殺人事件を引き起こす。新田はスカーを、「自分なりの正義があって、それを貫こうとする。そして自分のなかにある芯がすごく強い。ただ悪いだけじゃなく、いかに魅力的に見せられるかを考えながら演じた」と語る。象徴的な傷については、「毎日2時間ぐらいかけてメイクをした。スカーは英語で“傷”。あれがなければスカーじゃない。特殊メイクの時間も役を作る上で大切な時間だった」と振り返っている。
新田は本作で、山田と初共演を果たした。現場での山田との出会いを述懐し、「綺麗でした。初日に『日本で一番綺麗です』って告白した」と、笑い交じりに暴露。「敵対する役は仲がいいほど演じやすい」という新田は、その人懐っこさで山田との距離を縮めたのか、メイキング映像からは、アクションシーンでのふたりの絶妙なコンビネーションが垣間見える。カットがかかるとふたり揃って映像をチェックし、話し合う姿もあり、真剣な眼差しは、本作への強い思い入れを感じさせる。
「完結編」の撮影現場には巨大なオープンセットが組まれ、新田も現場に入った瞬間にワクワクしたという。「『街だ!』と思った。床から壁から……オープンセットに再現された世界観に助けられた」。グリーンバックでの撮影も多かったそうだが、「監督のイメージするものを細かく説明してもらって、僕も100%理解して演じた。コミュニケーションが取れていたので想像していたものが撮れたと思うし、やりやすい現場だった」と、充実感をにじませた。
「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」は5月20日、後編「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」は6月24日に公開。