ジュード・ロウ主演「不都合な理想の夫婦」予告編&場面写真 完璧に見えた家族の崩壊を描く極限の心理スリラー
2022年3月31日 07:00

ジュード・ロウが主演し、英国インディペンデント映画賞で6部門にノミネートを果たした「不都合な理想の夫婦」の予告編と場面写真が披露された。
本作は、誰もが羨むような理想の夫妻の“不都合”な真実を描く、美しくもダークな心理スリラー。主人公のルーニーを演じたのはジュード・ロウ。その妻アリソン役は、「ゴーストバスターズ アフターライフ」のキャリー・クーンが務めた。監督は「マーサ、あるいはマーシー・メイ」でサンダンス映画祭の監督賞を受賞したショーン・ダーキン。英米の両国で暮らした体験から、自身で感じた文化的な差異をもとに脚本を手掛けた。


1986年、NYで貿易商を営む英国人のローリーは、米国人の妻アリソンと息子と娘の4人で幸せに暮らしていた。満ち足りた生活を送っているように思えたが、大金を稼ぐ夢を追って、好景気に沸くロンドンへの移住を妻に提案する。かつての上司が経営する商社に舞い戻ったローリーは、その才能を周囲から評価され、復帰を歓迎される。プライベートではロンドン郊外に豪邸を借り、息子を名門校に編入させ、妻には広大な敷地を用意。それはまるで、アメリカン・ドリームを体現した勝者の凱旋のようだった。しかし、ある日、アリソンはとある事情から馬小屋の工事が進んでいないことを知る。


予告編は、ローリーが窓から景色を眺めながら、「移住しよう」と宣言するシーンから始まる。妻のアリソンは4回目となる転居に戸惑うが、夫の決意は固かった。新居はロンドンの郊外の大豪邸。子供たちは大喜びする一方、アリソンは不安を抱きながら夫の望み続けた完璧な生活をともに過ごす。しかし、あることがきっかけで、夫婦間で罵り合いが始まり、徐々にローリーの本性が明かされていく。虚飾と野望が入り混じるなか、理想的な家族と思われていた彼らがどんな結末を迎えるのか、行く先が気になる映像となっている。
「不都合な理想の夫婦」は4月29日より、kino cinema横浜みなとみらい・立川高島屋S.C.館・天神ほかで全国順次公開。
(C)Nest Film Productions Limited/Spectrum Movie Canada Inc. 2019
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