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ジェイク・ギレンホールが語る、マイケル・ベイ作品ならではの魅力 「アンビュランス」撮影中に大笑いした裏話も

2022年3月24日 10:00

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(左から)ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
(左から)ジェイク・ギレンホール、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

トランスフォーマー」シリーズのマイケル・ベイ監督最新作「アンビュランス」が、3月25日から公開される。本作で兄弟を演じたジェイク・ギレンホールヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世が取材に応じ、“ハリウッドの破壊王”の異名を持つベイ監督作品ならではの魅力、撮影の裏側を語った。

画像2(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

妻の手術資金を工面するため、元軍人のウィル(マティーン2世)は血のつながらない兄のダニー(ギレンホール)に助けを求めるが、犯罪に手を染めるダニーが提案したのは3200万円ドル(約36億円)もの大金を強奪する銀行強盗だった。覚悟を決めて挑んだ強盗は計画通りには進まず、警察に追われる事態となった2人は、ウィルに撃たれて瀕死となった警察官を乗せた救急車を逃走用にハイジャックする。乗り合わせた救命士キャム(エイザ・ゴンザレス)も巻き込み、ダニーとウィルはロサンゼルス中を猛スピードで爆走する。

画像3(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

ギレンホールは「ナイトクローラー」「サウスポー」などで知られ、最近では「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」など、さまざまなジャンルの作品を選んできた。本作へ出演を決めた一番の理由を聞くと、「マイケル・ベイの世界に入りたかったからです」と回答する。

「非常に特別でアクションもあり、緊張感もあり、すごく独特のマイケル・ベイの世界があるのでそこに入りたかったんです。また、もう一つの理由は、本作が兄弟の関係にフォーカスしていたところです。分かりやすい関係ではなく、すごく複雑な関係で、なかなか決断しにくいことについてもお互い決断しなければいけないという兄弟関係が描かれているということも決め手になりました」(ギレンホール)

撮影はすべてロサンゼルスとその近郊で行われた。これまでも多くの映画が撮影されてきた場所だが、ギレンホールは「その場所を、マイケル・ベイは今まで見たことがないような形で見せているところがすごく面白いと思います。一番笑ったのが、マイケル・ベイがハイウェイを何日か閉鎖して、その中でカーチェイスのシーンを撮影したことです。誰もいない閉ざされたハイウェイをヤーヤと一緒に運転したのは、すごくシュールな感じがしました」とスケールの大きさを伝える。

マティーン2世も「撮影でロサンゼルスリバー沿いを運転していて、左を見るとヘリコプターがあるということに驚きました。映画では良くある光景ですが、だいたいはCGで作られているので。映画の役柄としては、笑って歯を見せてそんなの慣れているよみたいな形で演技しなければいけなかったけれども、本当にすごいなと思いました。今回の映画は毎日毎日が新鮮で、エキサイティングなことがいっぱい続いていました」と振り返る。

和やかな舞台裏
和やかな舞台裏
(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

救命士キャムとのやり取りも含め、劇中は緊迫したシーンが続く。それでも、現場は和やかだったようで、ギレンホールは「毎日笑っていましたよ」と裏話を披露する。

「ものすごくシリアスなシーンのカット後も、みんなで大笑いしていました。特に、救急車は実際に動くものと、まったく動かないもの、動かないが色んなパーツをバラバラにできるものの3台が用意されていたのですが、動かない救急車を使ってヤーヤが運転するシーンを撮影しました。まったく動いていないのに、ヤーヤが『大変だ!何しているんだ!』とものすごいスピードで動いているように演じていて、それを1日8時間やっているのを笑わず見ることがすごく大変だったので、カットがかかった後は大笑いしていました」(ギレンホール)

画像5(C)2022 Universal Studios. All Rights Reserved.

最後に、ベイ監督ならではの魅力を聞くと、それぞれ本作やベイ監督の人柄について触れながら語ってくれた。

「マイケル・ベイの作品は本当にエネルギーがあり、緊迫感があります。それから、“ベイヘム”(Mayhem=破壊行為と掛け合わせた造語)と呼ばれているカオスな状態のエネルギーを作りだすというところが、マイケル・ベイ作品の特徴だと思います。マイケル・ベイはカオスを生み出し、そこにアクションを持ってきて、そのシーンの中にエネルギーがあるものを求めています。その役者にもエネルギーがある人はそうでもないけれど、隣の人がすごいエネルギーがあると、エネルギーがある方に持っていき映画も変えていくというところがあります。何が一番生き生きしているのかというところにフォーカスをして、それに従っていきます。なので、一緒に働いている人にもそういうエネルギーを求めています」(ギレンホール)

「もちろん、車が走るシーンや爆撃シーンなども非常にマイケル・ベイらしいエネルギーがあるのですが、もう一つ、監督の特徴というのは実は人間関係をすごく大切にしているところがあります。2人の人間のやり取りというのをすごく大事にしています。マイケル・ベイはとても大きな心を持っている人で、それも監督の特徴の一つだと思います。今回の作品はマイケル・ベイのいつもとは違う側面があり、人間関係をとても大切に見せているので、皆さんに見てもらうのが楽しみです」(マティーン2世)

アンビュランス」は、3月25日から全国公開。

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