閉所恐怖症のクロエ・グレース・モレッツ、新作で“試練”「今までで最も狂気的」 インタビュー映像公開
2022年3月18日 18:00

高度2500メートルの極限サバイバルを描く「シャドウ・イン・クラウド」で主演を務めたクロエ・グレース・モレッツのインタビュー映像が披露された。空軍女性パイロットを演じたモレッツが、閉所恐怖症のため苦労したという撮影エピソードを語っている。
第2次世界大戦下、連合国空軍の大尉モード・ギャレット(モレッツ)は、フールズ・エランド号と命名されたB-17爆撃機に乗り込む。上官からの密命を帯びたモードの任務は、極秘の最高機密をニュージーランドからサモアへ運ぶこと。しかし、男性の乗組員たちは女性が搭乗することに反発し、彼女を狭苦しい砲台の銃座に押し込める。悪天候の中、高度2500メートルに達したとき、モードは“大空の魔物”グレムリンと遭遇。実はモードには重大な秘密があり、この爆撃機に乗ったのにもある理由があった。

モレッツは「ボール・ターレット(銃座)は乗り越えなくては試練だった。ボール・ターレットに2週間閉じ込められたわ。閉所恐怖症の私にとって、小さな空間だけでも大変だったけど、毎日10~12ページにわたるセリフを撮影しなければならないことも大きかった」と振り返り、「私は5歳から仕事をしていて今22歳よ(撮影当時)。60作以上の映画に出演してきたけれど、これほど難しいことは今までやったことがなかった」と苦労をにじませる。
狭いターレットにいる際には照明、カメラ、ヘアメイク、衣装、スタントなどのスタッフを助けていたそうで、「今までの経験でも最も狂気的なことだったわ。撮影の最後にはスタッフの皆が、クレジットに関してこんな冗談を言っていた。『照明:クロエ・モレッツ』『ヘアメイク:クロエ・モレッツ』など、ターレットのなかで私がやったさまざまなことについて、書かれるべきだとね」と明かす。
また、観客へ向けて「まず、この映画を純粋に楽しんでほしい。とても楽しい体験だと思うから」とメッセージを送り、「核心をつく言い方をすると、この映画の物語は女性の怒りを描いている。多面的な物語で、物語のなかで何度も方向性が変わる。私たちは世代を超える作品にしたいと思っていた。第二次世界大戦を描いた古臭い映画だとは思われたくなかった。それよりも、あの時代に女性であるということの政治的な意味を掘り下げた。性別で排除されるという現実についてよ。それに対しての戦いも描いている」と本作に込められた思いを説明している。
「シャドウ・イン・クラウド」は4月1日に東京・新宿ピカデリーほかで公開。
(C)Atarangi Kiriata Limited 2020
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