山田孝之“監督作”に南沙良が主演! 「MIRRORLIAR FILMS Season3」新ラインナップ発表
2022年3月10日 18:00
短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」の第3弾「MIRRORLIAR FILMS Season3」の新たなラインナップが発表され、プロジェクトの発起人でもある山田孝之が監督を務めていることがわかった。
同プロジェクトは、「だれでも映画を撮れる時代」に自由で新しい映画製作の実現を目指して、年齢、性別、職業、若手とベテラン、メジャーとインディーズの垣根を越え、切磋琢磨しながら映画を作り上げることを目的に発足。“変化”をテーマに、俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなど総勢36人が監督した短編映画を、4シーズンにわけてオムニバス形式で公開する。
「Season1」は、安藤政信、枝優花、武正晴、花田陵、三吉彩花、山下敦弘と、一般クリエイターの西遼太郎、針生悠伺、藤原知之の9監督が参加。「Season2」には、Azumi Hasegawa、阿部進之介、紀里谷和明、駒谷揚、志尊淳、柴咲コウ、柴田有麿、三島有紀子、山田佳奈がメガホンをとり、5月3日から公開される「Season3」には、井樫彩、Ken Shinozaki、林隆行、松居大悟、李闘士男が監督として参加することが発表されていた。
山田が監督を務めるのは「沙良ちゃんの休日」。「Season2」では“主演俳優”としてタッグを組んでいた紀里谷和明監督(「The Little Star」)が出演し、人気急上昇中の南沙良(「女子高生に殺されたい」「この子は邪悪」)を主演に起用している。南は、山田が監督を務めた「ゾッキ」にも参加しており「ご一緒させていただくのは今回で2度目でしたが、またご一緒できたらと思っていたのでとても嬉しかったです」と喜びを語りつつも、自らの名前の入ったタイトルを聞いた時は「頭の中が『?』マーク」で埋まってしまったようだ。
撮影地は、沖縄。数日間滞在したようで「天候と美味しいご飯に恵まれ、肩の力を抜いて撮影することができました」という。「また今回は、“南沙良”として撮影に臨んだのでなんだか不思議な感覚でしたが、とても楽しい撮影でした」と振り返る。“監督・山田孝之”については「山田監督とお会いする度に、なんだか背筋が伸びる気持ちになります。丁寧に説明していただき、お芝居をしやすい環境を作ってくださるので、とても感謝しています」と明かした。
作品の内容は「1回目、2回目と観るたびに感じ方が違うかもしれません」と話す南。「ただそれも今作の見どころでもあると思います。私自身まだ作品を見れていないので、完成がとても楽しみです」と期待を寄せている。
また、俳優、ミュージシャンの顔だけでなく映画監督としての顔を持つ渡辺大知が、藤原季節、夏子を起用し、詐欺を働く男と彼の浮気を疑う彼女を描いた「Good News,」を監督。映像クリエイターとして活躍する野崎浩貴は「絶滅危惧種」で疎外感を感じながら生きる小学生の日々を描き、俳優の村岡哲至は自身の家族の葬儀を題材にした「家族送」を手掛けている。
「MIRRORLIAR FILMS Season3」は、5月6日から公開。各作品のキャスト、監督のコメントは、以下の通り。
例えば小学生やおばあちゃんたちが作る映画だって当たり前にある方がいいです。この企画には必須条件はありません。少し前までサラリーマンだった僕も作ります。しかも全て劇場公開されます。すでにもう楽しみです。
キャスト:平野虎冴、増田真大、来夢、ビートきよし(特別出演)
2020年は自分にとっても大きな「変化」そして挑戦の年となりました。長い自粛生活を通して一番に感じた、家族の存在の大きさ、大切さ。家族と過ごす時間が長い今だからこそ、家族をテーマに、家を舞台にした、家族出演による作品を作りたいと思い、今回の『家族送』を制作しました。監督も初挑戦なら、出演してくれた家族も映画に初挑戦。初めてづくしの今回の作品ですが、必死に挑む家族の姿を通して、家族の愛しさや可笑しさを感じて頂けたら幸いです。
キャスト:村岡魯檀、村岡由梨、村岡由季子、村岡哲至
与えられたのは自由な表現の時間。制限が無いと聞けば、人は自分で制限をどんどん増やすから面白い。予算は? 日数は? 人数は? 機材は? 納品は? 自分一人スマホを片手に佇むこともできるし、熟考の末予算を増やし結集させることもできるだろう。5 分~15分の短い時間の意味は、強さも弱さも全てを含めた己との戦いから始まる。既に100で恐れているから未来は明るい。
僕は元々バンドをやっていて音楽のはたけにいたのですが、映画が好きで、映画の魅力について深く知りたくなって、映像の大学に通い、普段役者としても映画の現場に参加させてもらうようになりました。今回のありがたい縁を大切にして、より映画のことを知るきっかけに出来たら嬉しいです。
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