女子高生に殺されたい
劇場公開日:2022年4月1日
解説
「ライチ☆光クラブ」「帝一の國」などの鬼才・古屋兎丸による同名コミックを、「アルプススタンドのはしの方」の城定秀夫監督が田中圭主演で実写映画化。城定監督自ら脚本を手がけて原作を大胆にアレンジし、「女子高生に殺されたい」という欲望を抱える高校教師が企てた「自分殺害計画」の行方を描き出す。女子高生に殺されたいという理由で高校教師になった東山春人は、人気教師として日常生活を送りながらも、「完全犯罪であること」「全力で殺されること」が条件の理想的な殺され方を実現するため、9年間にわたって完璧な計画を練り上げてきた。平和な学園内で、着実に計画を進めていく東山だったが……。生徒役を「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の南沙良、「サマーフィルムにのって」の河合優実ら若手俳優たちが演じ、春人の過去を知る元恋人役で大島優子が共演。
2022年製作/110分/PG12/日本
配給:日活
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2022年10月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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作品全体の雰囲気や進行は大好物な作品。
湊かなえの「告白」みたいな雰囲気で作品が進行していく。
オートアサシノフィリアという殺されたい願望もつ男性が教師になって女子高生に殺されるという完全犯罪計画を実行しようとする話。
前半〜中盤にかけての断片的なインタビュー映像を織り交ぜた不気味で陰鬱な空気は大好物だった。前評判があまり良くなかったら逆に驚いて釘付けになってしまった。
よくなかった点は後半からラストにかけて。
二重人格が出てきた人格が出てきた時点でいやなんでもありかよって感じてしまってボルテージが下がった。
あとメガネの子はキャラクターとしてあんまり物語に重要な役割を果たさないから消していいと思う。地震の予言したくらいだし。笑
この子とキャサリンの結局友情が勝つんだみたいな展開も見てて冷めてしまう。
猪突猛進バカみたいな男子が出てきたことによって後半なんてほとんどギャグ展開だったし。
オートアサシノフィリアを持つ主人公の春人がただの変態として描かれてしまったのが残念だったし、もっともっとその人が持つ苦悩とか葛藤を描いても良かったんじゃないかなと思う。
それをしないならしっかり殺されるという展開に持っていった方が良かったと感じた。
全体的に作品の雰囲気は大好きだったしもったいないなと思う作品だった。
2022年9月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
古谷兎丸さんの漫画も読んだことあり面白かったので映画館で視聴しました。
期待を裏切らないくらい面白くて漫画を読んだ事がない方でも楽しめる作品だとおもいました。
2022年9月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
女子高校生に殺されたいという強い願望を持つ男が目当ての生徒に殺されようと高校教師となり作戦を実行していく話。
主人公の男、自分は生徒に下心がある訳ではなく、「殺されたいだけ」と自分では主張しているんだが、まぁ普通に変態。このどう見ても気持ち悪い自分の欲望を何やかんやと理由をつけて正当化している感じが、最近日本映画界での性加害のあれこれに重なるわけで。
男性の作った世界の上で踊らされてた女の子達が、その後それぞれケリをつけていく様子が良くて、他に男を見つけるもよし、怒りをパワーに1人で乗り越えるもよし、女性同士の絆で乗り越えるもよし。そうやって綺麗な女性に育っていくのだよ(^ω^)と老婆心に思いました。
そして、ちゃんと2時間のうちに誰が先生のターゲットか?先生の作戦の内容は?という謎が上手く回収されて面白い。ファンタビ新作の多重作戦より面白かったよ。スピルバーグ版『ウェスト・サイド・ストーリー』ばりに照らされた照明もちゃんと伏線になってたの良かった。
というか「ホームルーム」という漫画にめっちゃ似てません?私は完全にこれが原作だと勘違いして見に行って、ターゲットとなる女の子ミスリードされた(笑)
2022年9月19日
Androidアプリから投稿
ほんと、出だしはなんのこっちゃと思って見ていた…。田中圭が変態かぁ〜と。そしたら大島優子出てきた辺りから断然面白くなってきた。心理学色が強まったからなのか。そこからは引き込まれるように見入った。