マカロニ・ウエスタン×香港映画 映画愛がたっぷり詰まった「ガンパウダー・ミルクシェイク」ファイトシーン
2022年3月9日 18:00

「オオカミは嘘をつく」がクエンティン・タランティーノ監督から絶賛されたナボット・パプシャド監督の最新作「ガンパウダー・ミルクシェイク」の本編映像の一部が披露された。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのネビュラ役などで知られるカレン・ギラン演じる主人公が、ボウリング場で3人の男と死闘を繰り広げるハードなファイトシーンを収めている。

舞台は、ネオンきらめくクライム・シティ。この街の暗殺組織に属する腕利きの殺し屋サム(ギラン)は、ターゲットの娘を匿ったことで組織を追われ、命を狙われてしまう。殺到する刺客たちを蹴散らし、夜の街を駆け抜けるサムたちは、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込む。
披露されたのは、営業終了後の薄暗いボウリング場で、サムが3人の屈強な男たちと対峙するシーン。ある理由で誘拐犯たちに身代金を届けに来たサムは、そこで殺し屋組織から送り込まれた男たちと対面し、死闘を繰り広げる。

3人の男たちは確実にサムを捕獲しようと意気込んで構えるが、サムが持っているものは身代金が入ったパンダ型のキャリーケースのみ。かわいいキャリーケースを武器に、ときには盾にして、サムは襲い掛かかる男たちと戦っていく。
マカロニ・ウエスタンでよく見られるバトル開始前の静寂も表現しているほか、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネによる「続・夕陽のガンマン」のメインテーマにオマージュを捧げたかのような楽曲も使用。バトル開始と同時に、横スクロール(ドリーショット)の長回しで全体を捉えながら、スピーディーかつCGに頼らない生身のアクションが展開される。

パプシャド監督は、このシーンについて「マカロニ・ウエスタン調に始まり、次いでネオンがきらめく香港映画、特にジャッキー・チェン作品に影響されたスタイルになる」と解説。古今東西のアクション映画を見尽くしたと豪語するパプシャド監督ならではの、エキゾチックかつ独創的なアクションシーンとなっている。
「ガンパウダー・ミルクシェイク」は、3月18日から全国公開。
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